オオセンザンコウ(けものフレンズ)とは、スマートフォンゲームを始めとした各種メディアミックスプロジェクト『けものフレンズ』に登場するアニマルガール/フレンズ(動物を女の子擬人化したキャラクター)である。
CV:山下まみ(ゲーム版)、小野早稀(アニメ版第2期、けもフレ3)
概要
全身が鋭い鱗に覆われたセンザンコウ(穿山甲)の中でもとりわけ大型な動物・オオセンザンコウのフレンズ。センザンコウには大きく分けて東南アジアに棲むものとアフリカに棲むものに分けられるが、オオセンザンコウは後者のタイプ。
通称「センちゃん」。多くの媒体でオオアルマジロとは何でも屋としてペアを組み、数々の『オーダー』を遂行すべく行動している。冷静で生真面目な性格で、おしゃべりでお調子者なオオアルマジロをよく窘めているが、状況判断力とオオアルマジロの推理力、そして戦闘時には攻守揃った連携を行うなど、息はぴったり。ちなみに媒体によってはこのペアの名称として「ダブルスフィア」が用いられていたり、相方のオオアルマジロへの呼称が「オルマー」だったり「アルマー」だったりする。
外見
ブロンドのセミショートに、茶色がかった黒い瞳の少女。白い半袖カッターシャツの上にピンク色のカーディガンを着用し、鈍目のオレンジ色のネクタイを締めている。靴は赤茶色のロングブーツを履く。
特徴的な鱗は尻尾の他にスカートと手甲に引き継がれ、頭にも鱗風のハンチング帽を被っている。
ゲームでの扱い
センザンコウです。この鱗で、守りも攻めもこなします。
『有鱗目』の名は伊達ではありません。以上です。
後は行動でもって証明します。
クール属性(青)、レアリティは最大であるレベル5のフレンズとして登場。コストは400・攻撃タイプは近距離・サイズはM。特定のグループには所属していない。専用スキル「穿山甲流鋼鉄の尻尾」は、空中を舞いながら、その尻尾で先頭の敵1体にATK(攻撃力)の5倍のダメージを与える。
通常のスカウトでは登場せず、『みんなで倒せ! 悪魔の花 討伐大作戦』イベントスカウト等で入手できた。また、同イベントではよりシックなアレンジの施された『セン【名探偵】』というコスチュームもゲット可能。
ストーリーに於いては、上記の『悪魔の花』イベント以降、イベント(サイドストーリー)を中心にダブルスフィアとして活躍。情に厚い部分もあり、とある守護けものに主人公一行やフレンズ達の活動を貶され、激昂するという場面も。その後その守護けものとは和解し、互いの尻尾で握手(?)している。ちなみに相方のオオアルマジロのことは「オルマー」呼びである。
メインストーリーでは第9章から登場。コウモリのパトロールチーム「自由気ままにパトロールし隊」からのオーダーで、ダブルスフィアとして遺跡アトラクションエリアのトムソンガゼル(ルル)と合流。いつも以上に饒舌なオルマーを一言で一蹴しつつも、巨大セルリアン討伐に同行する。マイペースなフレンズが多い中、やがて彼女の中にもある感情が芽生え始める。
アニメでの活躍
アニメ版において第12話「ゆうえんち」にて、漫画家活動をしているタイリクオオカミの漫画「ホラー探偵ギロギロ」の1シーンに、目を光らすオオセンザンコウらしきキャラが描かれているのが確認できる。恐らく、彼女がギロギロなのであろう。
けものフレンズ2での活躍
アニメ第2期ではOP映像及び第1話「きおくのかなた」から相方のオオアルマジロ(アニメ版では呼称が「アルマーさん」になった)と共に登場し、探偵らしくキュルルが目覚めたカプセルを調べていた。また、謎の遠吠えを聞いた際には咄嗟に体を丸めて防御姿勢を採っていた。
その後、キュルルの行方を追おうとしたがカルガモの案内に引っかかり時間を食ってしまい、一旦捜索を中断して自分達の雇い主の下へ戻り経過報告をしている。
第4話にてついにキュルルとサーバル・カラカルコンビに追いつき、キュルルの行方を捜しているというある人物の下へキュルルを連れて行こうとするが、いきなりの行動を不審に思ったカラカルの威嚇に相方共々ビビって防御姿勢を取ってしまい、丸まってるうちにキュルル達に逃げられてしまう。根が怖がりなのが災いして防御姿勢を中々解除出来ず、そのまま夜が明けてしまっている。
その後しばらく出番も言及される事も無く忘れられたと思われたが、第8話にて久々の登場。一行が使用した車両のタイヤ痕とタヌキ・パフィンの立ち話を手掛かりにキュルルの居所をPPPが新曲披露ライブを行っているライブ会場だと断定。楽屋に乗り込んでライブ開始時間を遅らせた末にキュルルを檻に閉じ込め依頼人の下へ連行していった。
依頼人であるイエイヌの下へキュルルを引き渡し任務は無事達成となった代わりに燃え尽き症候群を拗らせつつ報酬のジャパリスティックを頬張りながら帰るが、途中でサーバル・カラカルと遭遇。そこで「キュルルが居るであろうイエイヌのお家を探す」依頼を請け負い、見事達成した。
第10話ではアライさん・フェネックから「フレンズの姿をした新種のセルリアン」について依頼を受けたが、セルリアン関連ならこっちが適任とかばんさん達を紹介した。
愛称は同じだがゲーム版との関連は不明。また、「ホラー探偵ギロギロ」との関連も同じく不明。
ぱびりおんでの扱い
「私の甲羅は攻防一体です。隙はありません。」
2019年1月30日から観測可能になった。けもトークアイコンの背景色は青。一人称は「私」、他のフレンズのことは「あなた」もしくは「~さん」と呼ぶ。
オオアルマジロから「センちゃん」と呼ばれているのは変わらないが、オオアルマジロのことはアニメ版に合わせて「アルマーさん」と呼んでおり、プロフィールの自己紹介がNEXON版から微妙に変更されている。[1]
タイリクオオカミからは「また」と言うぐらいに度々マンガのモデルを頼まれているようであり、アミメキリンに対して「タイリクオオカミさんのマンガを読んでわたしに興味を持ったのでは?」と言っていることから、少なくともぱびりおんでは「ホラー探偵ギロギロ」のモデルは彼女である前提のようだ。
ぱびりおんではダブルスフィアという呼称は使用されていないものの、オオアルマジロと一緒にフレンズ達の困りごとを聞いて解決して回っているのは同じで「お手伝いをしたり、探し物を見つけたり、困ってる子を助けたり、依頼があったら何でもやりますけど。」と言っている。
アミメキリンからは「それって、探偵の重要な仕事じゃない。」と言われているが本人には探偵をしているという認識はないようで探偵だと言われても否定している。ちなみに報酬などを受け取ったり要求する描写はないため、純粋に困っている子を助けているだけである。
普段は冷静なのだが、丸まっている状態でマーゲイからつんつんとされた際には「きゃっ!」と声を上げてしまっている。この時どこを突いたのかは不明だが、お腹が弱点だというのは本人も認識しているようだ。
楽曲・歌(キャラソン)
完全な一覧はけものフレンズの楽曲一覧を参照。
曲名/参加アーティスト(歌)/収録アルバム・シングル・CD ※備考
- ようこそジャパリパークへ(ただいま)/うぃあーふれんず!/ようこそジャパリパークへ ~こんぷりーとべすと~ ※アニメ版けものフレンズ2の最終回のエンディング
関連動画
関連静画
関連チャンネル
関連項目
脚注
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