尻尾(しっぽ)とは、生き物のおしり部分に備わっている細長い箇所。単に尾とも呼ばれる。
概要
走り回ったり、飛び上がる、細い場所を歩く際にバランスを取るために使われるものが多い。
- 長さ・太さや用途、器用さには動物によって差がある。
- 自在にくねらせ動かしたり、広げて空気抵抗にする。(鳥類の尾羽など)
- 体温や安全を維持する。
- 寝る際に体を丸めると同時に体に纏わせ、体温の低下を防ぐ。
- 周囲の木や枝に纏わせ、高所からの転落を防止する。
- 特に尻尾に強度があるものは、しっぽの力だけでぶら下がる事も可能。
- 四足歩行で自在に動かせない腕の代わりに使用する。
- 見た目や質感も様々である。
- 呼びかけへの応答や感情表現/感情の推測に活用される。動き・向き・状態など。
- 求愛行動や威厳を示す用途に使われる場合もある。(クジャクなど)
- あえて切れやすくなっており、敵に襲われたときの離脱・逃亡時に囮とする。(トカゲなど)
- 平たく広い尻尾を水中でばたつかせ、前進するための推進力に使う事もある。
- 生命力の強い生物は、尻尾が切れても生え変わる場合もある。
- 動物によっては退化している。
尻尾(しっぽ)の語源は尻尾(しりお)だとされている。つまり、尻の尾(細長く垂れているもの)の意味。
尻尾を切られる=即死という生物は居ないものの、不便を強いられるなど生活必需品である事も多い。
敏感な場所であるため触られると嫌がる動物も多く、程々にしないと反撃を食らう羽目になる。
フィクションにおける尻尾
- 大きな特徴、萌え要素の一部として使用される。(後述)
- 太く頑丈な尻尾はそのものが特に強力な武器として戦闘に用いられる。
- 妖力・年数・実力によって本数が増えていく設定もある。(九尾の狐など)
- 実験や魔法、薬に必要な材料(生薬)、合成素材として登場する場合もある。
萌え要素としての尻尾
尻尾は大きいお友達にとってケモノ系に分類される萌え要素である。
動物の擬人化などは、かなり人間化されていても獣耳と尻尾はセットで残っている場合が多い。
大抵ネコやイヌ、キツネなど哺乳類の尻尾がキャラクターに付加されるが、雀や孔雀などの鳥類や他の動物の尻尾も用いられうる。
この場合の尻尾は獣耳と一緒に用いられることが多い。ここへさらに動物的な体毛やその他の器官を付随させるかどうかは個人の好みや設定上の都合が大きく影響する(尻尾や獣耳がついている場合、獣人など人間ではない設定のことがある)。稀に人間であるにもかかわらず、尻尾が生えていることもある。また、尻尾は動いている方がより萌える。
尻尾の感覚は作品によって差があり、触れられても大して気にしなかったり、嫌がったり、気を許す相手のみに触らせたり、また性的に敏感(性感帯)であるといった属性が付与される場合もある。
萌え要素としての尻尾を持つ動物として以下のようなものが挙げられる。
モンスターの尻尾
マンガやゲームに登場するモンスターも実在の動物と同様に尻尾を持つものがあり、それらの尻尾が他の部位と区別されることがある。作品の設定ごとにその役割が違うが、区別されるがゆえモンスター本体から分離する(切り取る)ことが前提であることが重要な特徴だと言える。
尻尾を持つモンスターは主に振り回して自分の身を守る。相手の防御力を下げるためにしっぽをふることもある。戦いの際に尻尾を切り取ることができると、その分優位に戦えるようになることが多い(まあ、自分の尻尾を普通に食べる奴もいるが)。
切り取られた尻尾は交易品や食材、武具の素材などになる。このときの価値も様々で、世界で一つしかない貴重品と交換できる尻尾や悪の組織の資金源となりうる高価な尻尾がある一方、希少性の低い鱗しか取れない残念な尻尾もある。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
まだありません
関連項目
- 8
- 0pt