ケツァールとは、キヌバネドリ目キヌバネドリ科ケツァール属の鳥の仲間である。カザリキヌバネドリとも呼ばれる。
概要
世界一美しい鳥とも評される、鮮やかで美しい色彩の鳥。体長は35cmほどだが、オスは長い飾り羽を持ち、これを含めると全長は90~120cmにもなる。なお、ケツァールというのは日本語ではこの鳥の名称を指すのだが、英語などではケツァール属を指す言葉である。
頭から背中にかけて光沢のある濃緑色をしており、腹部は鮮やかな赤色である。メスよりもオスの方が一般的には色鮮やかである。メキシコ南部からパナマにかけての山岳地帯の森林に生息している。グアテマラの国鳥でもある。果実や昆虫、トカゲをはじめとする小動物を食べる。古代からマヤ文明においては神聖な鳥として崇められており、今でもこの鳥を見るためにツアーが企画されるほどに人々を惹きつけている鳥である。
つがいは、丈夫なクチバシで腐った樹や切り株をくりぬいて営巣する。つがいが交代で2~3個ほどの卵を抱卵する。生後1年で色鮮やかな体色になるが、オスの飾り羽が生えてくるのは生後3年を超えてからである。
その他
ニコニコ動画においては、水曜どうでしょうでコスタリカにケツァールの写真を撮りに行くという企画などで有名である。
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関連項目
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