プラグインとは、ソフトウェアが持つ機能を拡張する為の小さなプログラムのことである。
概要
ソフトウェア中のある処理を、そのソフトウェア本体で行うのではなく、プラグインと呼ばれるその処理に特化したプログラムに任せてしまおう、というのがプラグインの基本的な考え方である。プラグインの機能を利用したいユーザはプラグインファイルをダウンロードし、そのプラグインを利用できるように設定を行う。すると、プラグインに処理を任せる事でソフトウェア単体では不可能であった機能を実現する事が出来る。
プラグイン方式の採用には、ソフトウェア本体の機能肥大化を防ぎ、ユーザが必要な機能だけを取捨選択できるなどのメリットが有る。
しばしば「アドオン」や「エクステンション」なども「プラグイン」の同義語として使われる。しかし、Firefox のように、特定形式のファイルの表示に対応させるものは「プラグイン」、ブラウザの機能を拡張するものは「アドオン」、というように両者を分けて扱うソフトウェアも有るので、その言葉の定義についてはよく確認しておく必要が有る。
通常、プラグインは有効化・無効化をユーザが選択できる。これにより、リソース利用削減やプラグインによる不具合回避の為に一時的に無効化する事が可能になる。
プラグインの例
例えばウェブブラウザでは、Flash による動画の表示や Java によるプログラムの実行がプラグインによって実現されている。Flash はニコニコ動画のプレーヤー部分にも使われているので、ニコニコ動画のユーザは知らず知らずのうちにプラグインによる恩恵を受けている事になる。
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関連項目
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