匁とは、日本の尺貫法での重さの単位である。また江戸時代に銀貨の単位としても用いられた。
概要
1匁 = 3.75gで、10匁が1両、1,000匁が1貫である。
日常的には用いられないが、真珠の取引の際に国際的に用いられる。また五円玉が1匁である。
中国の通貨に基づく重さの単位、銭が日本に伝わり、一文銭の重さであることから、1文目とも呼ばれるようになったのが名前の由来である。明治時代に銭を通貨円の補助通貨として採用されることに伴い、重さの単位として匁が公式に採用され、1匁 = 3.75gと定められた。
漢字として
- 意味
- 重さの単位を表す。
- 字形
- 字の由来は詳しくは分かっていない。泉の草書体に由来する説(泉は銭の意味)、戔を崩した字を由来とする説がある。文・メを続けて書いたのが組み合わさった日本の国字という説もあるが、字の形としては中国から伝わったものがもとになっているようだ[1]。
- 音訓
- 訓読みは、もんめ。
- 規格・区分
- 人名用漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。2010年に常用漢字表から削除され、人名用漢字となった。JIS X 0213第一水準。
関連項目
脚注
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