無理でしたけど。
概要
『君の神様になりたい。』とは、2017年10月1日に投稿された、カンザキイオリによるVOCALOID楽曲である。
ボーカルには初音ミクを起用している。
かなり独特な初音ミクの調声をしている楽曲としても有名である。
2017年12月15日、VOCALOID殿堂入りを達成。
2019年6月2日、ハーフミリオンを達成。
2022年1月6日12時14分、VOCALOID伝説入りを達成。所要時間は1557日22時間59分。
2019年4月24日に発売された1st Album「白紙」に収録されている。
歌詞
「僕の命の歌で君が命を大事にすればいいのに」
「僕の家族の歌で君が愛を大事にすればいいのに」
そんなことを言って本心は欲しかったのは共感だけ
欲にまみれた常人のなりそこないが僕だった
苦しいから歌った
悲しいから歌った
生きたいから歌った
ただのエゴの塊だった
こんな歌で誰かが救えるはずないんだ
だけど僕は君の神様になりたかった
こんな歌で君のジュグジュグ腐った傷跡が埋まるもんか
君を抱きしめたって叫んだってなにも現実なんて変わるもんか
がむしゃらに叫んだ曲なんて僕がスッキリするだけだ
欲しかったのは共感だけ
でも君も救いたかった
僕は無力だ
僕は無力だ
僕は無力だ
僕は無力だ
僕は無力だ
ボロボロに落ちて落ちて落ちてかさぶたになった傷で
誰かと喋ってみたかったんだ
馬鹿みたいな話
「あなたに救われました」と
「生きたいと思いました」と
ああそうかい
変わったのは自分のおかげだろ
よかったな
子供の頃は自分も素敵な大人になるって思ってた
ていうか素敵な大人になって自分を救いたいって思ってた
時が経ち僕が成すのはボロボロの泥だらけの自分で
生きるのに精一杯
ゲロ吐くように歌う日々だ
何度だって歌った
かさぶたが剥がれるほど歌った
生身の僕で君の神様になりたかった
こんな歌で君のジュグジュグ募った痛みが癒せるもんか
君を抱きしめたって叫んだって君が苦しいことは変わらないや
グラグラで叫んだ曲なんて僕も実際好きじゃないや
欲しかったのは共感だけ
それじゃ誰も救えないや
僕は無力だ
僕は無力だ
僕は無力だ
僕は無力だ
僕は無力だ
生きた証が欲しいとか誰かに称えて欲しいとか
そんなのはさほど重要じゃない
どうせ落ちぶれた命だ
誰かを救う歌を歌いたい
誰かを守る歌を歌いたい
君を救う歌を歌いたい
無理だ
君は君が勝手に君のやりかたで幸せになれる
こんな歌で君のジュグジュグ腐った傷跡が埋まるもんか
君を抱きしめたい叫んであげたい君の傷跡も痛みも全部
でも所詮君は強い
君はきっと一人で前を向いていくんだ
それならばいい
だけどもし涙がこぼれてしまう時は
君の痛みを 君の辛さを 君の弱さを 君の心を
僕の無力で 非力な歌で 汚れた歌で歌わしてくれよ
僕は無力だ 僕は無力だ 僕は神様にはなれなかった
僕は無力だ 僕は無力だ 無力な歌で君を
救いたいけど
救いたいけど
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