漢字として
歷
- Unicode
- U+6B77
- JIS X 0213
- 1-86-37
- 部首
- 止部
- 画数
- 16画
- 意味
- 旧字は歷。
- 経過する、過去の経験してきたこと、過去の軍功、過去の実績、数える、選ぶ、功績を調べる、つぎつぎに、越える、まばら、交じる、明らか、はっきり、ことごとく、という意味がある。
- また暦、壢、櫪と通用する。また清代に暦の避諱(乾隆帝の諱は弘暦)として使われた。
- 〔説文解字・巻二〕には「過(よぎ)るなり」とある。
- 字形
- 形声で声符は厤。甲骨文では厂に従わず秝+止の字形。厤・秝には等間隔に並べるという意味がある。
- 音訓
- 音読みはレキ(漢音)、リャク(呉音)、訓読みは、へる、けみする、すぎる、かぞえる。名のりに、つね・ふる・ゆき、がある。
- 規格・区分
- 歴は常用漢字であり、小学校4年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 歴(歷)を声符とする漢字には、壢、瀝、藶、櫪、靂、𡳸などがある。
- 語彙
- 歴運・歴下・歴階・歴挙・歴劫・歴史・歴歯・歴指・歴事・歴日・歴数・歴世・歴戦・歴然・歴代・歴程・歴任・歴年・歴訪・歴落・歴乱・歴覧・歴歴・歴録
異体字
- 歷は人名用漢字である。JIS X 0213第三水準。2004年に人名用漢字に格上げされた。
- 𡿌は、〔集韻〕にある古文。
- 𢍷は、〔字彙補〕に暦の古文とあり、〔説文先訓〕には、暦・歴・厤の三つの初文とある字。
- 𠪱は、異体字。
- 𢊆は、〔字彙補〕に「漢苑君碑に見ゆ」とある異体字。
- 历は、歴の簡体字で、暦の簡体字でもある。
- 略して厂とも書く。
関連項目
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