藩とは王、君主を守護する藩屏(周囲を固めるもの)の意味を持つ歴史用語である。
概要
我が国においては一般的には近世(江戸時代)以降の万石以上の大名家の領地を藩と呼称する。
◯◯藩という呼称が利用されるようになったのは近世以降、新井白石・木下順庵・荻生徂徠ら儒学者が自著で用いた事が始まりとされる。用例自体は明治時代以前にも個人レベルの書簡等で散見される[1]ものの、この用語は公文書等の公的な呼称として用いられるものではなく、公称になったのは政体書が公布された慶応4年(1868年)以降の事である。[2]
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関連項目
脚注
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