庵とは、小さくて粗末な家のことである。
僧侶や世捨て人が住む小屋や農作業のための掘っ立て小屋等実際に粗末な小屋か、または自分の家について話すときに謙遜して言う言葉。
庵は、また以下のことを表す。
漢字として
庵
- Unicode
- U+5EB5
- JIS X 0213
- 1-16-35
- 部首
- 广部
- 画数
- 11画
菴
- Unicode
- U+83F4
- JIS X 0213
- 1-72-31
- 部首
- 艹部
- 画数
- 11画
- 意味
- いおり、僧侶などの住む家、草葺の家、茶室、豚小屋、という意味がある。〔玉篇〕に「舍なり。𢉨なり」とある。
- 字形
- 形声で声符は奄。奄に覆う意味がある。
- 音訓
- 音読みはアン、訓読みは、いおり。
- 規格・区分
- 人名用漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 庵室・庵住・庵裏・庵廬
異体字
- 菴は、〔集韻〕などに庵と同じとある異体字。JIS X 0213第二水準。
- 葊は、〔玉篇〕にある菴の古文。JIS X 0213第四水準。JIS X 0212補助漢字。
- 蓭は、〔集韻〕に庵と同じとある異体字。〔類篇〕には「圓屋を蓭と曰ふ」とある。
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