霜とは、空気中の水蒸気が物の表面で氷点下に冷却されてできる氷の結晶である。
秋など早い時季に見られる霜を早霜、春など遅くれて見られる霜を遅霜・晩霜という。また秋冬に入って最初の霜を初霜という。
また、以下のことを表す。
人名
日本に霜姓がある。
漢字として
- 意味
- しも、(しものように)白い、白い粉末、(しものように)厳しい、しもが降るころの、年月、(孀と通じて)未亡人。
- 〔説文解字・巻十一〕に「喪ふなり。物を成す者なり。雨に从(したが)ひ相聲」とある。〔釈名・釈天〕に「霜、喪なり」とある。
- 字源
- 形声。声符は相。
- 音訓
- 音読みは、ソウ(漢音、呉音)。訓読みは、しも。
- 規格・区分
- 常用漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 霜を声符とする漢字には孀、鸘、驦などがある。
- 語彙
- 霜花・霜害・霜月・霜降・霜雪・霜天・霜髪・霜鬢・霜楓・霜蓬・霜露
異体字
- 灀は、〔正字通〕に「霜字の譌」とある異体字。〔五音篇海〕に「物を殺すなり」とある。
- 𩅪は、〔康煕字典〕に〔集韻〕を引いて「霜に同じ」とある異体字。〔集韻〕に「霜𩅪:霣霜、物を殺すなり。或(ある)ひは仌に从ふ」とある。
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