青函フェリーとは、津軽海峡の青森港と函館港を結ぶ航路(青函航路)を運航するフェリー2社のうちの一つ(残り1社は津軽海峡フェリー)である。栗林商船グループ。
概要
栗林商船グループの共栄運輸と日本通運グループの北日本海運が共同運航していたが、両社は2022年4月に合併し新生「青函フェリー」となった。
1973年の運航開始当初は貨物フェリーであったが、2000年に旅客輸送を開始し、東日本フェリー(現津軽海峡フェリー)と競合関係になった。
青函フェリーの方が運賃が安いが、船内のアメニティは津軽海峡フェリーの方が良い。ただし、ドライバー室のボックス寝台の快適さには定評がある。かつてはトラックドライバー主力で観光需要は重視していなかったが、「はやぶさ」(2014年就航)と「はやぶさⅡ」(2023年就航)はリクライニングイス席や女性専用ルーム、個室ステートルームなどを有する豪華な内装で、観光客へのアピールも図っている。旧型船の「あさかぜ21」「3号はやぶさ」は雑魚寝式のカーペット席しかないなど、設備に格段の差がある。
航路
船舶
2024年1月には「はやぶさⅡ」の同形船「はやぶさⅢ」の就航が予告されている。
運用
全ての船舶が各2往復する。このため、ドック入りの場合は運休が発生することがある。
客室
ステートルーム
「はやぶさ」「はやぶさⅡ」に設置されている1等室。定員4名だがルームチャージ代6500円を追加することで1人から利用できる。
2等船室
カーペット敷きの大広間がある。「はやぶさ」「はやぶさⅡ」はこれ以外にリクライニング椅子席、女性専用ルームがある。
ドライバー室
ボックス式の寝台室で、「あさかぜ21」は基本的にドライバー専用(一般でも利用可能な場合がある)、「3号はやぶさ」「はやぶさ」「はやぶさⅡ」はドライバー専用のAと一般利用可能なBが設置されている。
運賃・割引
青函フェリーは電話もしくは窓口のみ予約対応となっている。24時間営業。
なお、運賃の支払いにはMasterCard、UCカード、VISA、AMERICAN EXPRESS、JCBが利用できる。
運賃
運賃は期間によって変動するため、こちらを参照。
割引
各種割引の重複適用はできない。
往復割引
往路から15日以内に復路を利用する場合、復路が1割引となる。
学生割引
クーポン割引
公式サイトにクーポンがあり、印刷もしくはスマートフォン・タブレットで提示すると割引になる。割引率は期間によって異なるが、大抵は1割引である。
船内設備
食事・軽食
シャワールーム
利用は無料。ただしアメニティやタオルは無いので各自で用意する必要がある。
無料Wi-Fi
2018年7月から全船で無料Wi--Fiが使えるようになっている。
関連動画
関連項目
外部リンク
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