“幻想”じゃねえよな…!?とは、漫画『忍者と極道』の1コマである。
概要
20年前に壊滅した約10万人の暴走族「聖華天」の再集結の宣言が、元総長の殺島飛露鬼から携帯電話などを通じて元メンバーたちに伝わるシーンの一部。第19話、単行本では3巻に登場。
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https://twitter.com/nin_goku/status/1405707625132531714
この台詞を言っている眼鏡の男性は元暴走族であり、招集の知らせに対して涙を流して喜んでいるものの、このコマ以外の彼の素性を示す描写はほぼ無い。つまりモブキャラクターである。
ただ、他のコマの人物もコンビニや工事現場などで働く様子が描かれていることや、ネクタイ姿の服装であることから考えると、この男性も暴走族から身を引いて長らく一般的な大人としての生活を送っていたものと思われる。
他の登場人物の反応
なお、この場面より先に元幹部のα(有羽汰駆)・Σ(詩隈殴偉人)・Ω(逢魔賀広偉)に情報が伝わっており、同じように涙を流して暴走族に復帰している。
- 待っていた…貴方をずっと待っていた!!!
(α、その腕っぷしと度胸からヤクザに勧誘されるも組に馴染めず破門、投機詐欺で1億円の借金を背負って妻にも逃げられ絶望で自殺する前に) - …真実!? “暴走族神”が…!!?(Σ)
- …真実っスか!? “暴走族神”が!!?
(Ω、元幹部メンバーで唯一プロ野球選手として真っ当にスーパースラッガーとして成功するも人をバットで殴っていた暴走族時代と今を比較して「虚無(シャバ)い…」と感じる日々。そんな中メジャーリーグで800本塁打達成の直前で)
そして直後の「幻想じゃねえよな」のページで、
- 真実かよΩクン…!?
(コンビニ店員の人) - “暴走族神”が…!!
(工事現場の人) - “暴走族神”が!!!
(赤子を妻に放り出して玄関から走り出す人) - “幻想”じゃねえよな…!?
- 還って来る… オレ達の“黄金時代”が還って来る!!
(ネクタイを解きながら走ってオールバックになっている人) - すぐ“帰国”する…ッ!!
(右側にライオンがいる探検家らしき人)
と6人の元暴走族メンバーが登場する。このように殺島のひと声が「瞬く間に全世界の悪童共の“心”に火を付けた」結果、5万人が東京に集結することになった。
これほどの人数が集まったのは、殺島の作中随一と言われるほど高いカリスマ性に加えて、元メンバーが暴走族を辞めて働きながらも「“大人”になりきれない」人生に感じられてしまい、「あの時止まった“暴走”の続き」が忘れられなかったこともあると思われる。
その後の展開
この後、暴走族「聖華天」は東京で20万人の民間人・警察官の死者を出す事件を起こす。
蒲田・川口・松戸・市川の4ヶ所に分かれて集まった聖華天は、その後に帝都高速道路を黒塗りの極道車で暴走・逆走した。
極道車は改造により強度を高められた結果、他の車と衝突しても無傷なほどになっていた。またメンバーの肉体もドラッグの「地獄への回数券」により大幅に強化されていた。さらには、高速道路の上を火の海にするのみならず、過去の手口と同様にその周囲の家屋に放火して警察の目を逸らす行為に出た。
普通の警察では到底太刀打ちできなかったが、強靭な肉体や特殊能力を持つ忍者たちが聖華天を全滅させたことで鎮静化した。しかし最終的には事故・火災・暴行などで20万人の民間人・警察官の死者を出す惨事となった。
後日のゴシップ雑誌での「元暴走族は全員死亡」という表現を見る限り、おそらく「幻想じゃねえよな」のページの6人とも暴走の中で亡くなっている可能性が非常に高い。
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ネットスラングとして
ネット上では懐かしい作品のリメイクや続編などが出たとき、このページの台詞全てやその一部がスラング・コピペとして使われることがある。特に固有名詞が含まれないことから、「幻想じゃねえよな」の台詞の使用率が比較的高い。
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