額とは、以下のことを表す。
- 額(ひたい、ぬか) - 眉と髪の生え際(髪のない人は頭頂部くらい)の間の部分。おでこを参照。
- 額(ひたい) - 烏帽子、冠の部位の名前
- 額(ガク) - 数量、とくにお金の量
- 額(ガク) - 書画を飾るときに用いる枠。額縁。
漢字として
- 意味
- ひたい、扁額、決まった数量。
- 〔説文解字〕は、頟を本字としていて〔説文・巻九〕に「顙(ひたい)なり」とある。それについての徐鉉の注に、「今、俗に額と作る」とある。
- 頟は、〔書経・益稷〕に「晝夜と罔く頟頟す」とあり、〔伝〕による注釈に「頟頟とは、惡を肆(ほしいまま)にして休息すること無し」とあって、休むことなく悪事を働き続けるという意味もあるらしい。
- 〔方言・第十〕に「𩔣、頟、顏、顙なり」「中夏、之れを頟と謂ふ」とある。
- 字形
- 形声。声符は各。
- 音訓
- 音読みはガク(漢音)、カク(呉音)、訓読みは、ひたい、ぬか。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校5年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 額板・額装・額堂・額縁・額面
異体字
関連項目
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