罔とは、網を表す漢字である。
漢字として
- 意味
- 網、編む、結ぶ、法律、正義という意味がある。また亡・無などと声が似ているため、なし、なかれという意味で通用する。ほかにも盲と通じ、くらい、愚かという意味を持つ。
- このよう網以外の意味があるので、とくに網の意味を指すため糸を加えた網の字が生まれた。
- 字形
- 形声で声符は亡。〔説文解字〕には网の異体字として「𦉸、网或ひは亡に從ふ」と𦉸(罔の古文)が紹介されている。网は網の象形で、あみを表す。
- 音訓
- 音読みはモウ、ボウ、ム、訓読みは、あみ、なし、くらい。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第二水準。
- 声符
- 罔を声符とする漢字には、惘、網、誷、魍などがある。
- 異体字
- 㒺は、亡が古文の亾である異体字。
- 𦉸は、〔説文〕にある字体。
- 𡦽は、〔玉篇〕にある古文。
- 𡧏は、〔字彙補〕にある古文。
- 語彙
- 罔罟・罔象・罔民・罔羅・罔利・罔両
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