飛龍の拳とはキッ・・・いや、かつてファミコンなどで発売されていたカルチャーブレーンの格闘アクションゲームである。
概要
元々は「北派少林・飛龍の拳」というタイトルのアーケードゲームであったが、アーケード版の格闘部分にアクションパートを付け加えたのが、よく知られているファミコン版「飛龍の拳」である。
格闘部分は自分と相手の隙をマークで示す「心眼」というシステムを搭載しており、このマークを狙って攻撃や防御を行うという独特なシステムで、評判を得ていた。
初代は普通に異種格闘技戦を勝ち進んでいく、あまりストーリーはあって無い感じであったが、II以降は初代に登場した悪の組織「龍の牙」と主人公・龍飛ら「五人の龍戦士」の闘いが全面に押し出されるようになった。
FCのIIIまではおおむね好評で、以降のSFCやGBなどでシリーズを連発していく・・・が、プラットフォームがSFCに移ってからはゲームバランス等の出来の悪さが目立つようになり、徐々に評判を落としていっていった。
そして、PSやDCなどで出す予定だった数多くのシリーズの開発中止が相次ぎ、2000年にGBの「飛龍の拳列伝」を最後に飛龍の拳シリーズは終焉を迎えた・・・といっても現在もカルチャーブレーンは存在するが、今のところ新作が出る気配はまったくない。
飛龍の拳って・・・
龍戦士たちや龍の牙が使う技「飛龍の拳」は宙を舞った後に相手の懐に飛び込んで蹴りを浴びせる、このゲームを象徴する必殺技である。
拳=手を使った技と連想するせいか、よく「飛龍の拳ってキックじゃん」などと突っ込まれることが多い。龍の拳をイメージした蹴りという意味だが、当時子供だったプレイヤー達で理解できていた人は僅かであると思われる。
ちなみに『拳』という字は、単に『こぶし』の意味として使う場合と『拳法』の略として使う場合がある。
後者ならば体術全般、つまり蹴りも含まれるので、古今東西の○○拳といいつつ蹴りも含まれる技は別に間違っては居ない。
あまりキックキックと突っつくと夢之助龍の牙から刺客を送られてしまうかもしれないので、しかるべき場所以外で使うのはほどほどにしておこう。
なお、後にスーパーチャイニーズのジャックに伝承されるなど、もう誰も彼も使い放題である(そして隙が大きいので使われない)。
関連動画
プレイ動画など
TASによるプレイ
MADやMMDなど
有志によるゲーム制作
BGM・アレンジなど
関連商品
- 飛龍の拳 サウンドトラックBOX I(CASSETRON、2023年、DL販売あり)
- 飛龍の拳 サウンドトラックBOX II(CASSETRON、2024年)
関連項目
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