2年目のジンクスとは、主にプロスポーツ界でまことしやかに囁かれているジンクスである。
概要
1年目に大活躍した新人選手は、2年目の成績が悪化するというもの。プロ入りして2年目と限定するのではなく、活躍して2年目というふうに解釈することもある。
2年目のジンクスが起こる理由として、以下の複数の要因が考えられる。
- 相手からの研究
- 活躍するということは、その分相手からの研究も受けやすく、その活躍度合いが大きければ大きいほど徹底的にマークされる。その選手の短所が明確で、本当に研究に嵌ってしまうケースもあるし、研究を上回ろうと新しい技・戦法の習得等に手を出すものの、かえって本来自身が持ち合わせていた長所を損なってしまうケースも見受けられる。さらにシーズン序盤で不調に陥ると、「相手の研究に嵌っているのでは?」と自信を喪失し、自滅してしまうことも。
- シーズンオフの調整失敗
- シーズンをフルに戦い抜いたのが(大体)初めてになるため、疲労を抜く調整と来シーズンに向けた筋力トレーニングの両立に戸惑うことがある。また活躍すればするほど、オフシーズンはイベントやテレビ出演に引っ張りだこになり、その分休養やトレーニングに割かれる時間は減っていく。そうして準備が不十分なまま次のシーズンに臨んだ結果、成績が低迷するケースが散見される。
- 周囲からの期待・不安
- 活躍の度合いに応じて、周囲からは1年目と同等、あるいはそれ以上の活躍が期待される。そういったプレッシャーに押しつぶされたり、期待に応えようと無茶な調整をして失敗することがある。また周囲から「2年目のジンクス」と言われ続けるあまり、それを打破しようと過剰なトレーニングをし、体を痛めてしまうこともある。
ただ、あくまでジンクスはジンクスであり、そのまま2年目以降も活躍し続ける選手はいるし、仮に2年目に不調に陥ったとしても、3年目以降に盛り返す選手もいる。
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