GKB47とは、Gate Keeper Basic 47の略称である。
概要
自殺は日本人の死因第7位であり、年度末の3月には様々な生活環境の変化により自殺者の数が増加することが知られている。そこで内閣府が3月を自殺対策強化月間と定め、広く国民に自殺について考えてもらうよう啓発している。
しかし、内閣府自殺対策推進室が平成24年3月に実施する自殺対策強化月間において、「あなたもGKB47宣言!」というキャッチフレーズを採用したことにより、自殺対策に取り組む民間団体などから疑問や批判の声が上がった。
ゲートキーパーとは「門番」を指し、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る人のことを指す。今回のGKB47のベーシックには広く国民にゲートキーパーという言葉を知ってもらい国民一人一人がゲートキーパーとなれるようさらに47都道府県に広めたいという思いが込められているとのことだったが、
この問題は国会でも取り上げられ、 民主党 松浦大悟議員が撤回を求めたのに対し、自殺対策担当大臣の岡田副総理はすでに決まったものでポスターが貼られたりなど動き出しておりすぐに撤回とは考えていないと述べた。しかし参議院予算委員長が異例の「見直し」を政府に要求し、野田総理もGKB47には率直に言うと違和感を感じるとして見直しを示唆した。
岡田副総理はこれを受けGKB47を撤回し、「あなたもゲートキーパー宣言」に変更するとした。
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