RAWとは、アメリカンプロレスの団体WWEの番組のひとつである。
概要
WWE(旧WWF)の中でも長寿の番組であり、多くのスーパースターを抱えるWWEの看板でもある。
他の番組が映像編集を加えた録画放送であることが多いのに対して、
RAWは生放送であるというのが特徴として挙げられる。
番組の変遷
90年代~
当初の番組名は「MONDAY NIGHT RAW」。この名前は番組が月曜日の夜に放送されていたことにちなむ。
90年代後半はライバル団体・WCWの「マンデー・ナイトロ」と同じ時間に放送され、
視聴率合戦を繰り広げた。また、1997年には番組名を「RAW IS WAR」に変更し、
路線をファミリー向けに変更している。
2000年代に入るとWWFはWCWを吸収合併。
このビンスの手腕を活かした合併劇で、二つのプロレス団体による視聴率合戦はあっけなく終わりを告げる事となる。
またこの時期には9・11事件があったため、そのことに配慮して番組名を「RAW」と改めた。
この頃は「ストーンコールド」こと、スティーブ・オースチンがRAWの代表的なスーパースターとして活躍。
数々の名言を残して暴れていった。
2000年代~
2002年にそれまで共通のストーリーが展開されてきたWWE内の別番組である「スマックダウン」との区別がされ、
2ブランド制としての番組構成をしていくこととなる。
レッスルマニア明けに行われるドラフトもこの移行を機に始まった恒例行事の一つ。
この2番組の他にも2000年代後半にはECW、2010年からはNXTやスーパースターズなど、
事業拡大とともに様々なコンセプトを持つショーを提供している。
現在の看板スーパースターはジョン・シナ。
ドラフトでは何度かSDへの移籍を匂わせておいて、結局はRAWへ残留するという形が見られた。
ライバルであるランディ・オートンがSDへ移籍したため、今後はSD=オートン、RAW=シナという見方が強くなる。
日本で視聴するには
スカパー!のスポーツ専門チャンネル「J SPORTS」などで毎週放送されている。
ただし、字幕をつける関係などで生放送は不可能であり、アメリカでの放送から10日ほどの遅れが発生する。
PPVなどはDVDでの販売もされているが、当然の事ながら販売されるのはPPVから時間が経過した後である。
またPPVはRAWとSDが共同で行なうことが多いため、全てがRAWの試合というわけではない。
さらに基本的にはTV放送のストーリーと繋がっているためDVD単体だけでは試合だけを楽しむのならともかく、
ギミックやストーリーまで理解しようとするのは難しい。
ニコニコ動画では
相当数の動画が上げられている他、いわゆる「北米版~」と名乗る二次創作で使われることが多いゲーム「エキプロ」もRAWとスマックダウンを元にして作られたゲームである。
関連動画
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関連項目
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