RIVA128単語

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RIVA128とは、米国NVIDIA社が開発したWindows向けグラフィックチップである。

概要

1997年DirectX 5に対応するグラフィックチップとしてリリースされた。

従来のDirectX対応のグラフィックチップでは、3DCGの描写が遅く、それを利用するFPSなどをプレーするには、3Dfx社のBoodoo Graphicsを使用した3DCG専用のビデオカードを使うのが常識となっていた。

しかし、RIVA128では画質の悪さがあったものの、3DCG描写での高速化に成功し、専用のビデオカードなしでも快適なゲームプレーを可とした。これに合わせるかのように、DirectX 5対応のゲームも次々と発売されるようになり、徐々に3DCG専用のビデオカードフェードアウトしていった。

画質の点においては、当時はCRTモニターアナログ方式のD-Sub 15ピン端子が当たり前だったため、ビデオカード側のD/Aコンバータの出来や回路でのノイズ低減が重要となり、カードベンダーごとでの画質の違いが存在した。
その中で、日本カノープス(現:グラスバレー)のPowerWindowシリーズは、高画質ドライバーチューニングなどによる高速描写によって、効果でありながらも人気を得た。

その後、認識できるビデオメモリー容量を2倍にしたRIVA 128ZXDirectX 6に対応し、チップコアデュアル化したRIVA TNT、4倍にしたRIVA TNT2をリリースしていった。

常にDirectX対応ビデオチップトップランナーに君臨し続けたNVIDIA社は、DirectX 7の時代になって、ハードウェアT&Lを採用したGeForce 256リリース現在まで君臨し続けている。

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