SCP-049-ARCとは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
なお項目にはSCP-049-ARCとついているが、本報告書内は『SCP-049』とのみ記されている。これは『-ARC』というのはArchivedオブジェクト (アーカイブ済みオブジェクト) を意味する記号であるため。本項でも、以後は「SCP-049」とのみ表記するが、現行のSCP-049とは異なる点に留意されたい。
概要
SCP-049-ARC | |
基本情報 | |
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OC | Euclid |
収容場所 | 研究セクター-██ |
著者 | Gabriel Jade |
作成日 | 2009年12月11日 |
タグ | アーカイブ済み 人間型 伝染性 化学 生物学 知性 自我 蘇生 触覚 |
リンク | SCP-049-ARC |
SCPテンプレート |
SCP-049は15-16世紀頃の『Plague Doctor (ペスト医師)』の服装をしている「ようにみえる」人型実体。ただし、服装に見えるだけで、粗い革に似たコートもセラミック様のマスクも、いずれも筋組織を持つSCP-049の体の一部である。体長1.9m、体重95.3kg。
当初SCP-049は会話することはなかった (一応、英語は理解している様子をみせた) 。また、自身が手術を行うまでの間は財団にも完全に従順となる。SCP-049が人間に触れると、その人間は即死する。するとSCP-049は周囲にいる人を同じように殺そうとし (手術に邪魔が入ることをおそれてではないか、と推測されている) 、その後最初に死んだ人の手術に取り掛かる。SCP-049は身体のどこからともなくメス、縫合針、縫合糸、いくつかの未知の物質の入った薬瓶を取り出すと、犠牲者の身体を解剖し、様々な化学物質を注入し始める。約20分かけてもとの通り縫合し直すと、再びSCP-049は従順さを取り戻す。
犠牲者はふたたび行動を開始するが、高次脳機能を失い、周囲の人を殺害するだけのゾンビと化してしまう。
なおSCP-049はある日急に博士に話しかけた。いわく、「ここには悪疫がある」と。だから彼は治療を行うのだと。またある日にはSCP-035 (取り憑くマスク) と談笑していた様子も見せている。
余談
本オブジェクトがもともとのSCP-049であったが、Wikiwalkチームによって改稿が提案され、『死と医師達』『吊られた王の悲劇』『ゴーイング・ホーム』などとのクロスリンクが2018年12月16日に提案。原著者Gabriel Jadeは改稿に賛同し、djkaktusのサポートの元改稿された。しかしこれは反発も大きく、RPC Authorityメンバーの一部は批判を行っていたりする。
SCP-049-ARCにおけるペスト医師は何を考えているかわからない実体であるが、現バージョンのSCP-049はおそらくはいいやつで、しかしやることの方向性が致命的にズレているという違いがある。
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- ページ番号: 5669972
- リビジョン番号: 3111329
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