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RPC Authorityとは、2018年 6月6日にSCP財団本部でLGBT 運動の支援声明をきっかけに分裂騒動が勃発。財団から脱退したCFOpera tor氏率いるユーザー達によって設立した共同怪奇創作サイトである。

概要

英語圏のシェアードワールド創作作品群である「RPC Authority」で世界規模に展開している架空の国際組織の名称である。日本支部では「RPC機構」という呼称で呼ばれている。

理念は主に『調査(Research)』『保護(Protect)』『収容(Cont ain)』『管理（Adm inistration）』の4つの目的を持っており、方向性については大体SCP財団と同じである。ただし、管理については人材面や国際関係を重点に置いているため、意外と職場はクリーンだったりする。

基本的に報告書という形で収容対象には、『登録事象コード（Regi stered Phenomena Codes）』で番号が割り振られて登録されており、RPC-[番号]と呼称されている。

評価に関してはSCP財団と違って、5つ星のレーティング評価を採用されている。記事の削除基準については6票で評価が2.7以下の場合は削除されるようになっているため、低評価で一定数を超えて削除される心配はないとされている。

英語圏以外の他国際コミュニティの方針について

日本では主にSCP財団日本支部の運営スタッフが有志で立ち上げており、翻訳を重点に置いたスタンスを持っているため、オリジナルの創作は活動していない。近年では稀にメンテナンスしに来る程度で、サイト自体が休止に近い状態になっている。

他の国際支部サイトも管理者とスタッフの失踪により、稼働していないため、現在も活動している支部は簡体字中国語とポーランドの2ヶ国のみとなっている。また、オリジナルの創作を解放しているため、活発的に活動している。

ライセンスについて

省略

SCP財団との違いについて

RPC機構では共有された設定があるものの、著者が無数に自由な解釈と設定が成り立つ財団と違って、1つの世界観で物語が繰り広げている形を取っている。要注意団体の中には別世界から来た侵略を目的とした組織も存在しているが、これもメインとなる世界観と繋がっていたりする。

しかし、別世界観を題材としたカノンハブを作ること自体は許されており、近年では地球が爆散して宇宙を題材したカノンハブ「Cosmic Embers」も生み出されている。

ただ、カノンハブを正式なコンテンツとして登録するには、執筆者6人と記事が15個以上でないと承認されない。

Object Class（オブジェクトクラス）

仕組み自体がSCP財団と異なっており、ギリシア文字をベースとした『収容難易度』と色による『危険性』のダブルナンバリングを採用しているため、オブジェクトクラスが判別しやすい作りとなっている。

収容難易度は主に9つに分類されている。
（旧バージョンと現バージョン含めて）

Alpha（アルファ）	基本的に完全に収容する手段が確立しているオブジェクト。
Beta（ベータ）	収容は出来ているが抑制が難しいオブジェクト。
Gamma（ガンマ）	性質が特定されておらず、完全な収容手段を確立してないオブジェクト。
Omega（オメガ）	収容そのものが不可能に近く、世界に多大な影響を及ぼすオブジェクト。
Neutralized（ニュートラライズド）	完全に無力化及び異常性が失ったオブジェクト。
Theta（シータ）	機構が他オブジェクトの収容と保護を目的に利用するオブジェクト。
Explained（エクスプレインド）	異常特性が不活性になったオブジェクト。物理には適用されない。
Utility（ユーティリティ）	機構が積極的に使用しているオブジェクト。
Epsilon（イプシロン）	人類が持つあらゆる知覚を超えた収容不可のオブジェクト。

危険難易度は7色に分類されている。

ホワイト（低）	危険性は完全に無害で雑に扱っても特に問題ないもの。
イエロー（低）	ある程度は対策できる危険性で死に至ることは滅多にないもの。
オレンジ（中）	死亡するリスクはあるが、必ずしも異常性によって死ぬことはないもの。
レッド（中）	極めて死亡リスクが高く、人間や動物問わずに致命的な異常性を持つもの。
パープル（高）	一定の範囲にいる人間を即死させるほどの異常性を持つもの。
ブラック（高）	人類を滅ぼしかねないのほどの異常性を持つもの。

ある程度の基準を設けられており、安全性と収容難易度の両方の情報が伝わるため、危険性を区別が比較的に分かりやすい形となっている。ただし、カノンの性質上は人類滅亡する可能性があるオブジェクトでも、収容手順が誤って世界終焉させる演出は原則として認められていなかったりする。

Threats and Hazards Code（ハザードタイプ）

ハザードタイプはオブジェクトの異常性をタイプ分けしやすいように危険性類型で定めている。

異常性質に関する分類

攻撃性	このオブジェクトは人間対して敵意的行動を示すことがある。
動作性	物品などのオブジェクトが何かしら動いたり、意思を持った異常性が確認された場合のみ該当する。
水性	主に水に反応する、もしくは水に影響するオブジェクト。
射撃性	何かしら銃器類や遠距離で発射できるオブジェクトのことを指す。
気候学	天候に影響及ぼしたり、現代科学では想像つかない異常天候を引き起こすオブジェクト。
生態学	生態系の破壊や化け物の生成など、生物圏に影響を及ぼすオブジェクト。
地球外的	地球の大気圏や大気圏外に存在するオブジェクト。
地質学	地球の形態、状態や構造を変えることができる性質を持つオブジェクト。
集団的	集団で類義した異常性を持つ、または発揮するオブジェクトのことを指す。
非実態性	物理的な形を持たない幽霊に近い存在を持つオブジェクト。
機械的	電気機械や伝統的機械を含む、機械のオブジェクト。（原文ママ）
有機的	生命が宿しているオブジェクト。
精神工学	テレキネシス、予知、テレパシー、パイロキネシス、超常的現象を引き起こすことができるオブジェクトのこと指す。
再生性	どんな損傷を受けても自己再生能力を持つオブジェクト。
高等知性	人間よりも論理的思考な可能なオブジェクト。
複製性	自身を更に構築したり、他の物体をオブジェクトによって変化させたり、複製できたりなどの効果を持つオブジェクト。
知覚性	感情や周囲にいるものを認識できるオブジェクト。
変形性	自身や他の物体を他の形に変えてしまうオブジェクト。
巨大性	文字通り巨大なオブジェクト。
可視性	直接目で見ることができない、何らかの方法でしか見ることができないオブジェクト。

物理的な危険

病原性	微生物や毒性物質などで生物に悪影響を及ぼす可能性のあるオブジェクト。
接触性	物理的に直接接触した際に異常性が発揮して、悪影響を及ぼす可能性があるオブジェクト。
腐食性	他の物体を腐食させたり、または腐食性物質の生成や制御できるオブジェクト。
電気性	電流や静電気、電界を生成するなど制御できるオブジェクト。
爆発性	爆発の物資の生成や制御、直接爆発する危険性のあるオブジェクトが該当する。
極温性	極端に暑かったり、または寒かったりなど、温度関連での異常性を持つオブジェクト。
磁性	磁気を帯ており、磁界や電磁界を生成できるオブジェクト。電気性ハザードとセットのことが多い。
放射性	人体やエリアに対して有害な放射線を生成や制御、電磁波を生成できるオブジェクト。
毒性	人体やエリアに対して有毒な物質を生成、制御できるオブジェクト。

現実性の危険

時間的性	時間の流れに逆らうことができる異常性、または生成や改変能力を持つオブジェクト。
不安定性	何らかの方法で現実の不安定を引き起こす異常性を持つオブジェクト。
超次元的性	現在いる次元から別の次元の空間から異常性が発生しているオブジェクト。
重力的性	本来の重力に逆らって、重量の重さを重くしたり軽くしたりできるオブジェクト。
計測不能性	現在の科学では説明できない異常性を持つオブジェクト。
瞬間移動性	別のところから瞬間移動できる異常性を持つオブジェクト。
確立操作性	本来起こらないはずの出来事を強引に引き起こせる異常性を持つオブジェクト。

認知的な危険

音声的性	異常性な音を発するオブジェクト。
感情性	人の感情を操ることができるオブジェクト。
イデオロギー性	相手の観念や信念を影響、または操作できる異常性を持つオブジェクト。
情報性	オブジェクトに関する情報やデータに異常性が発揮するオブジェクト。
記憶操作性	相手に覚えのない記憶を植え付けることができるオブジェクト。
精神操作性	洗脳に近い形で精神を操作させることが可能なオブジェクト。
精神後退性	知性や精神を後退させる能力を持つオブジェクト。
感覚性	一時的にオブジェクトが持つ異常性で感覚を失うことができる。
視覚性	オブジェクトを目視で見ると異常性を発揮するもの。