概要
2013年9月発売のiPhone 5sから採用された指紋認証技術。
あらかじめ登録しておいた指（指紋）でタッチすることにより、デバイスのロック解除時、App StoreやApple Booksなどでのコンテンツ購入時にパスワード入力が不要となる。また、Apple Pay利用時はTouch ID（および後述のFace ID）が必須となる。
2013年の初登場時から順次対応デバイスが増加しており、特に6S以降は指紋認証の精度も向上している。
ちなみに2017年発売のiPhone X以降の新型iPhoneはTouch IDに変わってFace ID（顔認証）が搭載されるようになり、またホームボタンもなくなっている。さらに2018年に発表されたiPhoneの3機種（XS・XS MAX・XR）のいずれにおいてもFace IDに一本化されたことから、今後のハイエンド機種においてTouch IDが復活する見込みは低くなりつつある。iPad Proにおいても第3世代以降はホームボタンとTouch IDは消滅している。
ただし、2025年10月時点では一部のデバイスにおいてTouch ID採用が継続されており、iPad Pro以外のiPadや、MacBook Air、MacBook Pro、Magic KeyboardはTouch ID搭載となっている。指紋認証も顔認証が使えない場面では重宝することや、単純にiOS機におけるホームボタンの使い勝手の良さもあり、一概にどちらがいいとは言えないため、Touch ID目当てに廉価機種や旧型機を愛用するものも多い。
搭載デバイス
- iPhone（5s～8、SE第1世代〜第3世代）
- iPad（第5世代以降）
- iPad Air（第2世代以降）
- iPad mini（第3世代以降）
- iPad Pro（第2世代まで）
- MacBook Air（2018以降）
- Macbook Pro（Late 2016以降）
- Magic Keyboard（第2世代以降）
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