Apple Payは、Appleが提供する決済サービスである。
概要
公式サイト上での表記は「Pay」(
Pay)。2014年10月20日より運用開始された、Appleの決済サービス[1]。
Apple製品のデバイス上にクレジットカードまたはデビットカードの情報を登録しておくことで、NFCリーダーにデバイスをかざしての対面決済、およびネット通販などの非対面決済で利用することができる。
「Apple版おサイフケータイ」といったイメージであるが、実際には「おサイフケータイ」のもっと発展系であり、Apple Pay上では「おサイフケータイ」の呼称が用いられず、両者は似て非なるものとして区別される。
特徴
前述の通り、Apple Payは、クレジットカードまたはデビットカードの情報を登録したApple製品にて決済を行うことが可能となるサービスである。
正確にはApple自身が当システムで決済を行っているわけではなく、既存の「非接触型クレジットカード」の仕組みを利用する形となる。当システムが特徴的であるのは、旧来の磁気ストライプ型クレジットカードをまるで非接触型のように使用することができ、さらにApple製品に搭載されているTouch ID(指紋認証機能)またはFace ID(顔認証機能)を用いたセキュリティがかけられる点である。
磁気ストライプ型クレジットカードはスキミングによる被害が問題化しており、カード社会といわれる諸国のうち、アメリカ合衆国はその問題への対処(非接触型への移行など)が立ち遅れていた状況にある。2015年秋以降は店舗側への非接触化対応が義務付けられることが決定しているが、利用者側の所有するクレジットカードが完全に非接触型へ移行を果たすにはここから数年を要すると目されている[2]。
その残された磁気ストライプ型クレジットカードをセキュアに利用可能となるのがApple Payである。
日本でのサービス提供について
日本では、2016年10月25日よりサービス提供が開始された。他の地域との違いとして、日本で発行されたクレジットカードを登録した場合、iDまたはQUICPay+(登録したカードによって決まる)が利用可能であったり、Suica、PASMO(2020年10月より)、WAON(2021年10月より)、nanaco(2021年10月より)の登録に対応している。これを実現するためにiPhone 7 / iPhone 7 Plus及びApple Watch Series 2以降の端末はNFC A / BだけでなくFeliCaも対応するようになっている。日本ではFeliCaが主流であったことから、VISAは長らくiDまたはQUICPay+のみであったが、2021年5月からはVISAブランドの一部カードでもNFCタッチ決済に対応するようになった。
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関連項目
脚注
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