つづらとは (ツヅラとは) [単語記事]

もしかして：つづら(ゆっくり実況者)

つづらとは、ツヅラフジのつるで編んだ蓋つきの籠。のちには竹などで編んだ箱状の衣装箱のことを指すようになった。昔話「舌切り雀」に出てくる「大きい葛篭と小さい葛篭」が有名。

概要

竹でできているため軽く通気性がよい。また、表面には漆を塗るため防虫効果も高く、収納器具として優秀である。

昔は嫁入り道具の一つとなっており、嫁が婿の家に着物を詰め込んで持ち込むのが一般的だった。、

創作のつづら

日本の昔話にはよく登場する。特に有名なのが『舌切り雀』の話であり、このお話の中では大小二つのつづらが登場し、小さい方には金銀財宝が、大きい方には汚物や怪物が入っているというものである。『舌切り雀』は欲を出しすぎると痛い目を見るという教訓を与えるための物語であり、強欲を戒めるために大きいつづらには怪物が入れられたと考えることができる。

現代でも和風の世界観を持つRPGなどでは宝箱の代わりにつづらが置かれていることがある。例としては『桃太郎伝説』『大神』『俺の屍を越えてゆけ』などが挙げられる。