みぬくとは、
本項では2について解説する。
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『逆転裁判4』にて初登場。サイコ・ロックに続いて登場した嘘を暴くシステム。
キーアイテムは『腕輪』で、これが反応したときに使用する。
使用者は同作の主人公である王泥喜法介。彼以外にこのゲームシステムを使う者はいないが、成歩堂みぬきもこの能力を持っていて実際に使っていたと作中で語られている。
人は嘘をついたり何かを隠した発言をして緊張したときに、自分でも気づけないような細かな『クセ』が出ることがある。そのクセを並外れた動体視力と集中力によって見つけ出すことができる能力が『みぬく』である。
『逆転裁判4』では法廷パートで、『逆転裁判5』以降は主に探偵パートで使用する。
BGMはシリーズ通して「みぬく ~ほとばしれ、視線」。『4』の尋問BGMのアレンジ。
『みぬく』は以下のような流れで行われる。
クセといっても「所持品をいじる」「目が泳ぐ」といった体の動きだけとは限らない。
例えば「僅かに乱れた息で揺れるスカーフ」や「力んだせいで形が浮き上がった衣服の中の所持品」、挙句の果てには「普段より汗の分泌量が増えて湿ったシャツ」までも『みぬく』の対象となる。
また、証人が2人以上いるときに発言者でない方が証言に反応して出したクセも『みぬく』ことができる。
(大逆転裁判などに登場する『といつめる』に近いが、こちらはもっと細かな動き)
『みぬく』能力を持つ者は、相手が緊張してクセを出しているとそれを感知することができるのだが、感知は完全に無意識下で行っている。クセを感知すると感知した側も緊張して腕の筋肉に力が入るが、本人が気づけない程度のもの。
最初から『みぬく』タイミングを知っていれば問題ない(※1)のだが、裁判や捜査中はそうもいかない。
『みぬく』を使うには相手の緊張に気付く「きっかけ」が必要なのだ。
その「きっかけ」を与えてくれるのが王泥喜の所持する特殊な『腕輪』。
人の体温に合わせごくゆっくりと伸縮する特殊な金属で作られており、身に付けた人間の手首にぴったりのサイズに変化する。その『腕輪』をはめた状態でクセを感知し腕の筋肉に力が入ると『腕輪』に締め付けられるような感覚が起こる。これが『腕輪』の「反応」の正体である。
システムとしてのみぬくは『腕輪』を使って(タッチして)発動することと、成歩堂の所持する『勾玉』(※2)の存在からか、「みぬく能力は腕輪によるもの」だと勘違いされがちである。あくまで『腕輪』は『みぬく』の使用タイミングを教えてくれるものであり、能力保持者以外が『腕輪』をはめてもこの能力は使えない。
※1 ポーカーの勝負に利用する場合など
※2 持つと誰でもサイコ・ロックが見えるようになる
ゲーム下画面の腕輪のアイコンをタッチすると『みぬく』を発動、王泥喜が集中状態になる。
集中状態になると対象者の動きと証言がスローで流れているように見え、視線を動かしてクセを探すことができるようになる。
『みぬく』の発動タイミングを選ぶ必要がある理由の一つが「この集中状態を長くは保てないから」。
証言のどのタイミングでクセが出ているか、相手のどこにクセが出ているかを見つけ出す。
クセが出ているタイミングが嘘や隠し事のある部分である。
最後まで証言が流れてしまっても何度でもやり直すことができ、特にペナルティなどは無い。
『4』の頃は複数の証言の中から『みぬく』を使うものを選んでクセを探す仕様だっため、目星が付けられない場合クセが出ていない証言でもクセを探す必要があった。
『5』以降はみぬくを使う証言の選択が廃止され、一つの証言の中から探すようになったためこのような作業は不要になった。
クセのタイミングと内容を相手につきつけて強く『ゆさぶる』。
しかしクセが出たこと自体には何の証拠能力も無く、殆どの場合相手は嘘を認めてくれない。
なので、クセの出たタイミングの言葉(嘘をついていた部分)に関連する証拠品をつきつけたり、揺さぶったことにより引き出した証言に矛盾を見つけたり、クセの動きから隠し事の内容を推理したりする。
そもそも相手が緊張したときに出るクセを持っていない場合、その緊張をみぬくことは不可能である。
また、クセを持っている人物も緊張すればいつもクセを出すという訳ではない。
これらの理由により、「腕輪が反応しなければ嘘をついていない」という勾玉のような判別方法は使えない。「腕輪が反応すれば怪しい」という判断ができるだけである。
相手が緊張していることが分かっても、集中状態になれなければクセをみぬけない。
鷹にひっかかれたり数珠で締め付けられたりすれば集中するもへったくれもなくなるので直接攻撃には要注意である。
当たり前の話だが、視覚(と聴力)に頼った能力なので視界を塞がれると使えなくなる。
片目だけでも塞がれればクセの感知すらできなくなるらしく、王泥喜が自らの意思で能力を封じたときは片目を眼帯で塞いでいた。『腕輪』だけ外しても緊張に気付いてしまうかもしれないと判断してのことだと思われる。
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『みぬく』能力を持つ者は全員『或真敷』の血族で、能力は遺伝性のもの。
何故或真敷の血を引く者がこの能力を持つようになったかは不明とされており、確かなのは祖先から子孫へと能力が遺伝していくことだけである。
現在判明している最古の能力保持者は或真敷一座の座長で王泥喜とみぬきの祖父『或真敷天斎』。
能力は天斎から実娘の『或真敷優海』へ、優海から実子の王泥喜・みぬきへと遺伝している。
『腕輪』は或真敷の一家に伝わるもので、2つが確認されている。
現在は王泥喜と優海が1つずつ所持しているが元々は2つとも優海のもの。
ちなみにザック・バラン・Mr.メンヨーの3名は或真敷一座のメンバーだったが、或真敷の血を引いているというわけではないため能力は持っていない。
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最終更新:2025/12/19(金) 11:00
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