みぬく 単語


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ミヌク

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みぬくとは、

  1. 動詞『見抜く』。底まで見通す、表に表れていない真実本質を知ること。
  2. ゲーム逆転裁判シリーズに登場するゲームシステム及び特殊の一つ。

本項では2について解説する。

注意 この項は、ネタバレ成分を少々含んでいます。
ここから下は自己責任で突っ走ってください。

概要

 『逆転裁判4』にて初登場。サイコ・ロックに続いて登場したを暴くシステム
キーアイテムは『腕輪』で、これが反応したときに使用する。
使用者は同作の主人公である王泥喜法介。彼以外にこのゲームシステムを使う者はいないが、成歩堂みぬきもこの力を持っていて実際に使っていたと作中で語られている。

 人はをついたり何かを隠した発言をして緊したときに、自分でも気づけないような細かな『クセ』が出ることがある。そのクセ並外れた動体視力と集中力によって見つけ出すことができる力が『みぬく』である。

 『逆転裁判4』では法廷パートで、『逆転裁判5』以降は探偵パートで使用する。
BGMシリーズ通して「みぬく ~ほとばしれ、視線」。『4』の尋問BGMアレンジ

能力使用の流れ

 『みぬく』は以下のような流れで行われる。

1.使用対象者が嘘をつくなどして発言中にクセを出す

 クセといっても「所持品をいじる」「が泳ぐ」といった体の動きだけとは限らない。
例えば「僅かに乱れた息で揺れるスカーフ」や「力んだせいで形が浮き上がった衣服の中の所持品」、挙句の果てには「普段よりの分泌量が増えて湿ったシャツ」までも『みぬく』の対となる。
また、人が2人以上いるときに発言者でない方が言に反応して出したクセも『みぬく』ことができる。
(大逆転裁判などに登場する『といつめる』に近いが、こちらはもっと細かな動き)

2.能力保持者がクセを感知する

 『みぬく』力を持つ者は、相手が緊してクセを出しているとそれを感知することができるのだが、感知は全に意識下で行っている。クセを感知すると感知した側も緊して腕の筋肉に力が入るが、本人が気づけない程度のもの。
最初から『みぬく』タイミングを知っていれば問題ない(※1)のだが、裁判や捜中はそうもいかない。
『みぬく』を使うには相手の緊に気付く「きっかけ」が必要なのだ。

 その「きっかけ」を与えてくれるのが王泥喜の所持する特殊な腕輪
人の体温に合わせごくゆっくりと伸縮する特殊な金属で作られており、身に付けた人間の手首にぴったりのサイズに変化する。その『腕輪』をはめた状態でクセを感知し腕の筋肉に力が入ると腕輪』に締め付けられるような感覚が起こる。これが『腕輪』の「反応」の正体である。

 システムとしてのみぬくは『腕輪』を使って(タッチして)発動することと、成歩堂の所持する『勾玉』(※2)の存在からか、「みぬ能力は腕輪によるもの」だと勘違いされがちである。あくまで腕輪』は『みぬく』の使用タイミングを教えてくれるものであり、力保持者以外が『腕輪』をはめてもこの力は使えない。

※1 ポーカーの勝負に利用する場合など
※2 持つとでもサイコ・ロックが見えるようになる

3.集中力を高め『みぬく』を発動

 ゲーム下画面の腕輪アイコンタッチすると『みぬく』を発動、王泥喜が集中状態になる。
集中状態になると対者の動きと言がスローで流れているように見え、視線を動かしてクセを探すことができるようになる。
『みぬく』の発動タイミングを選ぶ必要がある理由の一つが「この集中状態を長くは保てないから」。

4.クセが出ている場所と細かなタイミングを見つけ出す

 言のどのタイミングクセが出ているか、相手のどこにクセが出ているかを見つけ出す。
クセが出ているタイミングや隠し事のある部分である。
最後まで言が流れてしまっても何度でもやり直すことができ、特にペナルティなどはい。

 『4』の頃は複数証言の中から『みぬく』を使うものを選んでクセを探す仕様だっため星が付けられない場合クセが出ていな証言でもクセを探す必要があった。
『5』以降はみぬくを使う言の選択が止され、一つの言の中から探すようになったためこのような作業は不要になった。

5.クセが出ていた事実を相手につきつける

 クセタイミングと内容を相手につきつけて強く『ゆさぶる』。
しかしクセが出たこと自体には何の力もく、どの場合相手はを認めてくれない。
なので、クセの出たタイミングの言葉(をついていた部分)に関連する拠品をつきつけたり、揺さぶったことにより引き出した言に矛盾を見つけたり、クセの動きから隠し事の内容を推理したりする。

弱点

 や隠し事を暴ける『みぬく』だが、この力には弱点も多い。

クセを持たない相手には全く効果が無い

 そもそも相手が緊したときに出るクセを持っていない場合、その緊をみぬくことは不可能である。
また、クセを持っている人物も緊すればいつもクセを出すという訳ではない。
これらの理由により、「腕輪が反応しなければをついていない」という勾玉のような判別方法は使えない。「腕輪が反応すれば怪しい」という判断ができるだけである。

集中できないと使えない

 相手が緊していることが分かっても、集中状態になれなければクセをみぬけない。
鷹にひっかかれたり数珠で締め付けられたりすれば集中するもへったくれもなくなるので直接攻撃には要注意である。

視界を塞がれると使えない

 当たり前の話だが、視覚(と聴力)に頼った力なので視界を塞がれると使えなくなる。
だけでも塞がれればクセの感知すらできなくなるらしく、王泥喜が自らの意思で力を封じたときは片眼帯で塞いでいた。『腕輪』だけ外しても緊に気付いてしまうかもしれないと判断してのことだと思われる。

能力を持つ者について

注意 ここからさらにネタバレ成分強くなります。
自己責任で突っ走ってください。


















 『みぬく』力を持つ者は全員敷』の血族で、力は遺伝性のもの。
何故敷の血を引く者がこの力を持つようになったかは不明とされており、確かなのは祖先から子孫へと力が遺伝していくことだけである。

 現在判明している最古の力保持者は或真敷一座の座長で王泥喜みぬき祖父斎』。
力は斎から実の『或真敷優海』へ、優から実子の王泥喜みぬきへと遺伝している。

 『腕輪』真敷の一家に伝わるもので、2つが確認されている。
現在王泥喜と優が1つずつ所持しているが元々は2つとも優のもの。

ちなみにザックバランMr.メンヨーの3名は或真敷一座メンバーだったが、敷の血を引いているというわけではないため力は持っていない。


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