アナトーリー・アレクサンドロフ

アナトーリー・アレクサンドロフ（1888～1982）とは、20世紀に活躍したロシア・ソヴィエト連邦の作曲家である。
ソ連国家を作成した作曲家アレクサンドル・アレクサンドロフとは無関係である。

概要

モスクワの音楽一家に生まれ、母親からピアノを習う。幼いころはあちこちを転居する生活を繰り返していたが、やがてモスクワに戻り、モスクワ音楽院に入学。セルゲイ・タネーエフ門下のニコライ・ジリャーエフに師事し、やがてセルゲイ・タネーエフからも指導を受ける。他にもピアノをコンスタンチン・イグムノフから、作曲をセルゲイ・ワシレンコから習った。

ドミートリイ・ショスタコーヴィチやニコライ・ミャスコフスキーのように多作家ではあったものの、作品の公開は控えがちだったようだ。

初期はで現代音楽協会に属していたように前衛的な作風であったが（現代音楽というわけではない）、ソヴィエト連邦内の体制の変化によって作風を合わせることになり、次第に簡素で民謡的な音楽性へと変化させていった。Wikipediaを参考にすれば、アレクサンドル・スクリャービンとニコライ・メトネルの中間にタネーエフをちょい足ししたような作風である。また特筆すべきは早世した学友であるアレクセイ・スタンチンスキーを親しく思っており、サムイル・フェインベルク同様彼の音楽性に強く影響された。

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関連項目

• 作曲家一覧
• セルゲイ・タネーエフ
• アレクセイ・スタンチンスキー