ウィリアム・スペンサー・ヴィックリー

ウィリアム・スペンサー・ヴィックリーとは、アメリカの経済学者である。ジェームズ・マーリーズと共に1996年ノーベル経済学賞受賞。

概要

非対称的情報に基づく動機（インセンティブ）の経済理論に対する基礎的貢献を為した経済学者。

ヴィックリーは取引当事者の持つ情報は一般に両者に間で非対称であることに注目、公共財・サービスに対する妥当な料金設定、賃金システムなどを研究した。

また情報非開示の入札で最高額落札者は2番目に高い提示額を支払うべきとするオークションの理論でもしられる。

さらに1940年代、各納税者の生産者を評価できない政府が社会全体の利益を向上させ得る最高課税システムについて検討した。その25年以上後にヴィックリーとノーベル経済学賞同時受賞のジェームズ・マーリーズがこの問題に関する数学的なモデルを提出することになる。

ノーベル賞受賞が決定してから3日後に死亡。正に死んでビックリーである。

なお記念講演には代理が出席した。もっと若いうちに渡してやれよと思ってしまう。

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関連項目

• 経済学
• 経済学者
• インセンティブ
• ビックリ