エタシスティス(Etacystis)とは、古生代石炭紀に生息していたエッチな古生物である。
アメリカのイリノイ州にある石炭紀後期の地層・メゾンクリーク(Mazon Creek)から産出する化石によって知られている、「メゾンクリーク動物群」の内の1つ。種はEtacystis communisのみが記載されている。
「H」の文字にイカの胴体がついたような復元図が有名だが、実は単独で暮らしていたのではなく、多くのエタシスティスが連なって群体を形成していたのではないか、と考えられている。「H」の字は左右非対称であり、その片方で他の個体と繋がっていたとされる。「H」の中央部にあるハート型の嚢(袋)には口の存在が指摘されている。水中の有機物を濾し取って食べる濾過摂食者だと思われる。
その姿から「The H」「H-animal」「aitch」と呼ばれている。学名のEtacystisもギリシャ文字の「Η」(イータ、ラテンアルファベットのHはこの文字が起源)から取られており、「Hの袋」のような意味だったりする。他意はない。
化石のサイズは2~11cmとばらつきがあり、一つの個体は最大15cm程まで成長するのではないかと言われている。
分類は定まっていないが、同じく群体を形成する半索動物のフサカツギ類(翼鰓類)に近縁という説がある。ただし、エタシスティスはフサカツギ類の個虫(数mm程度)よりずっと大きい。同じく群体性のクダクラゲのような刺胞動物に近いとする意見もある。
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最終更新:2024/04/25(木) 09:00
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