エルムとは、国鉄→JR北海道・JR東日本で運行されていた(いる?)列車名である。
準急時代は室蘭駅を発着する初めての優等列車として登場した。しかし同区間を運行する後発のちとせに吸収されエルムの名称は廃止されている。ちなみに、室蘭駅を発着する初めての特急列車はライラックで、現在はすずらんが札幌駅まで運行している。
次にエルムの名称が登場したのは函館~東室蘭~札幌間の気動車特急である。当時の特急北斗は全列車が函館~札幌~旭川間の運行であり、函館駅から札幌駅発着の特急としてわざわざ別名称が用意されたことに伴いエルムの名称が再登板した訳である。しかし僅か二年で札幌駅発着の北斗として吸収されてしまいエルムの名称は再び廃止されてしまう。
寝台特急時代は青函トンネルブームで当時人気絶頂だった北斗星の補佐として津軽海峡線開業の翌年春から上野~札幌間の臨時寝台特急として設定されている。北斗星と同じ運行区間であるのに別名称が用意されたのは、食堂車・個室連結の北斗星に対して食堂車非連結・開放のB寝台のみの編成であった為である。北斗星の補佐としての扱いから年末年始・春期・黄金週間・夏期等の利用客が多い時期にしか運行されておらず、また2006年夏を最後に運行されていない。2007年夏以降は臨時北斗星で対応しており元々臨時列車であることから公式に廃止と発表されていないが、2010年冬の時点で4年は運行されておらずその間に北斗星も2往復から1往復に減便されている事からエルムは廃止として扱われている場合が多い。
余談だが埼玉県さいたま市大宮区にある鉄道博物館に展示されているED75機関車のヘッドマークはエルムである。
ニレ化の樹木ハルニレの英語名(Japanese Elm)及び通称であるエルムから。
1956年11月 運行区間が室蘭・長万部~東室蘭~札幌間に変更となる。
1969年10月 函館~東室蘭~札幌間に特急エルムが1往復設定される。
1971年7月 特急北斗に吸収されエルムの名称は再度廃止される。
1989年3月 上野~札幌間に臨時寝台特急エルムが初めて設定される。
2006年8月 12日の上野駅発・13日の札幌駅発を以てエルムは運転されなくなる。
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最終更新:2025/08/17(日) 03:00
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