オリヴィエ・ゼーゲブレヒトとは漫画『魔法少女リリカルなのはViVid』の登場人物である。
CV:米澤円
セイバーっぽい外見をした聖王家の王女であり『最後のゆりかごの聖王』。
高町ヴィヴィオの複製母体(オリジナル)であり、彼女の聖骸布に残されていたDNAを素にヴィヴィオが生み出された。肖像画ではお互いあまり似てないので、普通に「ヴィヴィオのご先祖様」でいいとのこと。
ヴィヴィオと同じく、右目が翠(グリューン)で左目が紅(ロート)の心優しい金髪少女で、愛称は「ヴィヴィ様」。
彼女が産まれた際に実母は絶息しており、母の聖王核がそのままオリヴィエの体内に吸収されている。そのため周りでは彼女の事を「母の命と魂を奪い取って産まれた鬼子」などと言う人もいたとされる。幼少の頃は母親が死亡した事を知らされておらず、夜ごと母親を探して城の内部を歩きまわる事もあった。
その上、物心がつく前に魔導事故で両腕と一部の主要臓器を失ったことで子どもを生めない身体となっていたが、人前でそのことを憂える事はなかった。両腕がなくても放たれた矢を蹴り折り、石を蹴飛ばして夜盗を倒すなど戦闘力はかなり高く、さらに魔法の応用で身体能力を極限まで高める術を組み込む事で諸王戦乱の時代では武技において最強だったと言われている。
当初は王位継承権を持っておらず、人質として当時の同盟国シュトゥラに送られる(表向きはシュトゥラに留学という事になっている)が、そこでアインハルトの祖であるクラウス・G・S・イングヴァルトや同じくジークの祖であるヴィルフリッド・エレミアと出会い充実した日々を過ごす。しかし、長引く戦争を終わらせるためとして聖王家が超巨大戦艦「聖王のゆりかご」の起動を決断し、高いゆりかごとの適合値を示した彼女がその継承者に選ばれる。彼女もそれを受け入れ、彼女を止めるべく立ちはだかったクラウスを退けて玉座に着き、長きに渡るべルカの戦乱を終わらせた。だが彼女自身もゆりかご起動の反動により己が命を削り尽くして短い生涯を終える。
生まれつきの境遇から自己犠牲心が強く、古代ベルカ時代末期の戦乱に巻き込まれる形でその傾向が強くなっていった。周囲からはクラウスとの婚姻を望まれており、また彼女自身もシュトゥラでみんなと平和に過ごしたいという本心を抱えていたが、子孫を残せない身体ということが彼女に「戦乱を終わらせるために命を燃やし尽くす」という究極の自己犠牲を選択させてしまった。
自己犠牲の末に散った彼女の死はクラウスとヴィルフリッド、また交流のあったクロゼルグの魔女(ファビア・クロゼルグの先祖)といった関係者の全てに暗い影を落とし、それぞれの子孫の間にも因縁を作る事になってしまった。
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最終更新:2025/12/16(火) 21:00
最終更新:2025/12/16(火) 21:00
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