コトバンクとは、多くの辞書から用語を横断検索できるサービスである。
既に書籍として発行されていたり、インターネット上で企業や公的機関から公開・保存されていたりする辞書・事典から検索結果を返すサービス。あくまでコトバンクはサービス名であり、文献そのものの名称ではない。
2008年に開始した朝日新聞社・ECナビのサービス「みんなの知恵蔵」から、2009年に他のデジタル大辞泉等のデータを入れて再構築し「コトバンク」とした。2019年になるとVOYAGE MARKETING(現:DIGITALIO)に運営が移り、2021年には朝日新聞社から商標も譲渡された。2024年8月時点ではDIGITALIOとC-POTが運営している。2023年11月ごろから短い広告を数秒見ないと閲覧ができないようになった(後に課金で回避可能になっている)。
試しに、この記事が作られた2024年8月上旬に「ニコニコ動画
」のページを見ると、
での「ニコニコ動画」の説明が出てくる。また、「フランス革命
」のページの場合はデジタル大辞泉に加えて
と、紙媒体であれば分厚い書籍になっている資料からピックアップして説明が並べられ、手軽に閲覧することができる。
その筋の専門家が書いた文章が多いため、他のWeb百科事典と比べても信頼性は高いとされる。
ただしごく稀に誤りを含んだり、著者によって誤りとまでは言えないが視点や捉え方が違う記述があったり、一般的な意味と専門的な意味を比べると異なる内容が書かれていたり、最近の動向が反映されていなかったりする場合もあるので、正確を期したい場合はコトバンク以外の文献も参照したほうがよい。使えるのであればJapanKnowledge
なども使ってみたり、図書館の書棚で関連しそうな本を探したりしてもいいかもしれない。
なお、レポートにコトバンクそのものを参考文献として記載するのは推奨されない。先述したように、コトバンクはあくまで複数の資料の内容を横断検索で表示しているだけなので、参考文献の欄に「コトバンク」とだけ書くと引用元がコトバンクに載っているどの文献か判断しにくくなる。極論、参考文献に「図書館」や「Google」と書くのと似たような感じかもしれない。
コトバンクで出てきた文章を引用・参考文献とする場合は、各項目の『○○事典』等の資料名(+書いてあれば著者名)や発行年を記載すると、読み手にとっても信頼できる文章か(または、どの視点から書かれた文章か)把握しやすくなる。
ただ、そもそも「その辞書や事典からの引用が本当に必要か」ということも考えていいかもしれない。引用する内容が読み手からすれば周知の事実だったり、専門的なレベルに達していない場合もあるためである。この判断基準は書く文章ごとに異なるので、自分で考えてみよう。
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最終更新:2025/12/24(水) 14:00
最終更新:2025/12/24(水) 13:00
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