サマーチャンピオンとは (サマーチャンピオンとは) [単語記事]

サマーチャンピオンとは、佐賀県競馬組合が毎年8月に佐賀競馬場で施行する、3歳以上・ダート 1400mの重賞競走（ダートグレード競走）である。格付けはJpn Ⅲ。負担重量はハンデキャップ。

概要

2001年、佐賀記念に続く佐賀競馬場2つめのダートグレード競走として創設。統一GⅢに格付けされる。あわせてそれまで3月末の2500m戦だった地方重賞の吉野ヶ里記念が7月開催に移動、1400mに短縮され、2着までの佐賀所属馬に本競走の優先出走権が与えられるトライアルとなった。
2007年に格付け表記がJpn Ⅲとなり、同時に別定戦からハンデキャップ戦に変更されて現在に至る。

1400mのハンデ戦ということもあってか、秋のJBCスプリントを目指す馬は本競走よりも同月の盛岡競馬場 1200mのクラスターカップに向かうことが多い。開催時期も長らくクラスターカップとほぼ同時の8月半ばだったが、2021年から8月末～9月頭の開催となった模様。この時期は小倉競馬場開催日とほぼ重なるため、小倉滞在中の馬が佐賀に乗り込むというケースが多く見られる。2023年は翌年にJBCが佐賀で開催される事もあり、初めてナイターでの開催となった。

歴代の勝ち馬ではスーニとグレイスフルリープがJBCスプリントを、シャマルがかしわ記念を勝利している。複勝圏内にはメイショウボーラー、マンオブパーサー、ラブミーチャンがいる。

本レースのトピックとして、2024年の第24回は台風10号の影響で8月29日から中央開催のある日曜日の9月1日に順延となったため、JRAの騎手が騎乗できなくなってしまい、JRA所属馬は5頭全てが佐賀の騎手に乗り替わりとなった。

歴代優勝馬

回数	開催日	勝利馬	性齢	所属	騎手	タイム	動画
第24回	2024年 9月1日	アラジンバローズ	騸7	兵庫	下原理	1:25.9
第23回	2023年 8月30日	サンライズホーク	騸4	JRA	M.デムーロ	1:25.6	sm42699278
第22回	2022年 8月25日	シャマル	牡4	JRA	川須栄彦	1:25.5	sm40981671
第21回	2021年 9月1日	ラプタス	騸5	JRA	鮫島克也	1:25.9	sm39272672
第20回	2020年 8月12日	サヴィ	牡6	JRA	和田竜二	1:26.3	sm37357171
第19回	2019年 8月14日	グランドボヌール	牡5	JRA	和田竜二	1:26.6	sm35538918
第18回	2018年 8月14日	エイシンバランサー	牡6	兵庫	下原理	1:25.7	sm33688256
第17回	2017年 8月16日	ラインシュナイダー	牡5	JRA	武豊	1:26.1
第16回	2016年 8月18日	グレイスフルリープ	牡6	JRA	小牧太	1:25.7
第15回	2015年 8月18日	タガノトネール	騸5	JRA	川田将雅	1:26.2
第14回	2014年 8月19日	エーシンビートロン	牡8	JRA	武幸四郎	1:26.1	sm24289877
第13回	2013年 8月13日	エーシンウェズン	牡6	JRA	川田将雅	1:27.0	sm21585346
第12回	2012年 8月15日	テイクアベット	牡4	JRA	幸英明	1:25.0	sm18634848
第11回	2011年 8月16日	スーニ	牡5	JRA	川田将雅	1:23.8	sm15326720
第10回	2010年 8月18日	セレスハント	牡5	JRA	福永祐一	1:26.4
第9回	2009年 8月17日	ヴァンクルタテヤマ	牡7	JRA	幸英明	1:25.2
第8回	2008年8月15日	ヴァンクルタテヤマ	牡6	JRA	倉富隆一郎	1:25.4	sm4298633
第7回	2007年 8月14日	キングスゾーン	牡5	愛知	安部幸夫	1:27.4
第6回	2006年 8月15日	メイショウバトラー	牝6	JRA	佐藤哲三	1:26.1
第5回	2005年 8月16日	アグネスジェダイ	牡3	JRA	小牧太	1:28.3
第4回	2004年 8月16日	ニホンピロサート	牡6	JRA	小牧太	1:26.9
第3回	2003年 8月18日	ロングカイソウ	牝6	JRA	小池隆生	1:26.8
第2回	2002年 8月14日	フジノコンドル	牡4	笠松	安藤勝己	1:27.2
第1回	2001年 8月14日	トシザミカ	牝6	JRA	河内洋	1:25.8