エンプレス杯(キヨフジ記念)とは、神奈川県川崎競馬組合が毎年5月に川崎競馬場で施行する、4歳以上牝馬限定・ダート2100mの重賞競走(ダートグレード競走)である。格付けはJpnⅡ。
川崎競馬場からデビューし、中央に移籍して1951年の優駿牝馬(オークス)を勝利、地方出身馬初のクラシックホースとなった名牝キヨフジを記念して、1955年に南関東・旧5歳~旧10歳牝馬限定の重賞「キヨフジ記念」として創設。施行距離は1800m→1700m→2000m→2200mと毎年のように変わったあと、第6回から2000mで固定された。
1991年に「エンプレス杯」に改称、「キヨフジ記念」は副題として残る形になった。
1995年に中央との指定交流競走となり、それまで秋(9月か10月)の開催だったのが夏(95年だけ6月、96年から7月)の開催となる。1997年に統一GⅡに格付け。1998年から施行距離が現在の2100mとなった。
2002年は開催されず、2003年から2月末~3月頭の開催に変更。2004年に出走条件が年齢上限のない「4歳以上牝馬」に変更。2007年に格付け表記がJpnⅡとなった。2012年は降雪のため開催中止。
2024年のダート路線整備に伴い、JBCレディスクラシックから半年違いの5月上旬開催に移動。別定戦から定量戦に変更となり、「上半期のダート女王決定戦」という位置づけが明確になった。おそらく将来的にはJpnⅠ格付け取得を目指すものと思われる。
地方所属馬に限り、クイーン賞(JpnⅢ)1着、および兵庫女王盃(JpnⅢ)とスプリングヒロインカップ(川崎・準重賞)の2着以内に優先出走権が与えられる。
なお、牝馬限定のダートグレード競走で2000m以上のレースは、本レースの他にはホッカイドウ競馬のブリーダーズゴールドカップと、3歳限定戦の関東オークス(川崎)だけである。
歴代の勝ち馬では、ホクトベガ、ファストフレンド、アンジュデジール、マルシュロレーヌ、ショウナンナデシコがGⅠ/JpnⅠを勝利している。
複勝圏内では交流重賞となって以降にネームヴァリュー、フサイチパンドラ、サンビスタ、ヴァレーデラルナがいるほか、南関東限定だった第1回で牝馬二冠馬のスウヰイスーが2着に入っている。
本レースでは、交流重賞となって最初の1995年、中央の芝GⅠ馬であるホクトベガが18馬身差という圧勝を見せ、後に砂の女王となるきっかけとなったレースが有名。
また、1997年のシルクフェニックスの勝利は、鞍上の福永祐一の重賞初勝利であった。
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4 ななしのよっしん
2023/03/01(水) 20:05:52 ID: 9uYOovFfdC
5 ななしのよっしん
2023/03/02(木) 11:20:37 ID: tUaffSNCAw
この時期は金沢岩手が冬季休業、兵庫以後西は輸送コストがかかるから地方重賞で、中々地方馬が集まらんなぁ
移動が比較的楽な愛知笠松組の出稼ぎ感が凄いし、南関勢はGDJ古馬があるからそっち行くし…
6 ななしのよっしん
2023/03/10(金) 16:13:36 ID: mZto/AfC6Y
グランブリッジには110のレーティングがついたけどこれはJBCレディスクラシック1着馬の歴代最高評価と同じで国内牝馬ダート重賞では最高の評価
やっぱりJpn1まで見据えてそう
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最終更新:2024/12/27(金) 05:00
最終更新:2024/12/27(金) 04:00
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