デノミネーションとは、経済学の用語である。略称はデノミである。
新たに通貨単位を作ってそれまでの通貨単位と切り替えることをデノミネーションという。
英語圏において通貨単位のことをdenominationといい、通貨単位を切り替えることをredenominationという。
日本語圏においても通貨単位を切り替えることをリデノミネーションと呼ぶべきだったが、いつのまにか通貨単位を切り替えることをデノミネーションと呼ぶようになり、その慣行が定着した。
ハイパーインフレが進むと通貨単位が大きくなりすぎて計算するのに不便となる。このため、新たに通貨単位を作ってそれまでの通貨単位と切り替えることがある。
「旧来の通貨単位のXヶが新規の通貨単位1つに等しい」として、Xの中に10の冪乗数(10、100、1000・・・)を入れれば、通貨を計算するときにゼロが減るので計算しやすくなる。
1923年のドイツのハイパーインフレにおいても「1兆パピエルマルクを1レンテンマルクに交換する」という宣言が行われた。
デノミネーションは平時に提案されることがある。最大の貿易相手国の通貨単位と似たような通貨単位にしてその国の通貨との交換を容易にするというのが主な目的である。
福田赳夫総理大臣は1977年10月19日の参議院予算委員会で[1]、また1978年1月4日の恒例の伊勢神宮参拝の際の談話で、デノミに対して前向きな発言をした。「円のデノミを実行して、1ドル=240円という状況を1ドル=1円ぐらいにして、計算しやすくしよう」という提案であった。
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最終更新:2025/12/05(金) 20:00
最終更新:2025/12/05(金) 19:00
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