トヨタ・スプリンターカリブとは、トヨタ自動車が1982年から2002年まで生産していたステーションワゴンである。
初代はターセルをベースに開発されていたが、後のモデルはその名の通りスプリンターをベースに開発された。
同年代のトヨタ車の中では平均してモデルライフが長く、他車は大体4~5年でマイナーチェンジされるのに対し、このモデルでは最低でも6年生産されている。
1982年発売。
ターセルのプラットフォームをベースとしているが、足回りなどはカローラのものが流用されている。
外見での特徴として、当時としては珍しかった縦型のテールランプを採用している。
エンジンは3A-Uを搭載、トランスミッションはマニュアルのみだったが、発売翌年にはオートマチックも追加されている。
駆動方式はパートタイム4WDのみで、2WDの設定がなかった。
1988年発売。
このモデルからベースがスプリンターとなっている。
外装は大幅に変更されているものの、縦型のテールランプは引き続き採用されていた。
バンパーは、AV-I以外は専用の大型バンパーを装備、AV-Iはスプリンターと同じものが装着されていた。
エンジンは4A-FE(1600cc EFI)を設定、トランスミッションは4速オートマチックと5速マニュアルが設定されている。
グレードは「AV-II ツーリングスペシャル」/「AV-II」/「RVスペシャル」/「AV-I」を設定、ツーリングスペシャルにはワンタッチハイトコントロールを搭載していた。
1990年にマイナーチェンジを実施。
外装デザインを一部変更、「AV-I」にも大型のバンパーが装着されるようになった。
エンジンも変更され、4A-FHE(1600cc EFI-S)となった。
AV-I以外にはスプリンターの上級グレードと同じ6連メーターがー装着された。また、前期モデルでは1DINサイズであったセンターデフロックスイッチユニットがボタンに変更され、下部に2DINサイズのオーディオが取り付けられるようになった。
1991年には主に安全面での一部改良を実施。
リアシートベルトを2点式から3点式に変更され、サイドドアビームが追加された。
この年の6月にスプリンターは100系へモデルチェンジしているが、こちらは継続販売されている。
1993年には一部改良を実施。
ボディカラーやシート生地、ステアリングデザインが変更されたほか、全車に運転席エアバッグがオプション設定された。
1995年発売。
このモデルは110系をベースに開発されており、100系のカリブが存在していない(逆に、カローラツーリングワゴンは100系が存在しているが、110系が存在していない。)
エンジンは7A-FE(1800cc)/4A-FE(1600cc)の2種類を設定、先代で用意されていたハイトコントロールは廃止された。
1996年には一部改良を実施。
カリブとしては最初で最後となるFFモデルが追加された。
また、4A-GE(1600cc)エンジンを搭載した新グレード「BZツーリング」が追加された。
1997年にはマイナーチェンジを実施。
外装やインパネのデザインが変更され、BZツーリングに6速マニュアルが採用された。
1998年には一部改良を実施。
欧州向けのカローラワゴンと同じフロントフェイスを持つ「ロッソ」が追加された。
2002年には生産を終了、後継モデルのヴォルツの販売が開始された。
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最終更新:2025/12/12(金) 22:00
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