トライポフォビア 単語


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トライポフォビア

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トライポフォビア(trypophobia)とは、沢山の(あるいはのようにも見える斑点やツブツブ)が集まっているものに対する嫌悪感・恐怖症である。

日本語では「集合体恐怖」「集合体恐怖症」と訳されることもある。

概要

」を意味するギリシア語τρύπα」(トライパ。trypa)と、「-恐怖症」をギリシア語「-φοβία」(フォビア。phobia)を組み合わせて作られた言葉である。語の成り立ちからも「」への恐怖/嫌悪が体となる概念であることがわかる。

かなり多くの人が、程度の差こそあれこういった「集合」に対する嫌悪感/恐怖を感じるという。ただし「非常にありふれている」「真剣に困っている人は少ない」こともあってか、精神医学で扱う「恐怖症」として公式に認められているわけではない。

「なぜ多くの人が集合に嫌悪感や恐怖を感じるのか?」についてははっきりわかっていないが、感染症寄生虫に侵された皮膚を連想するためではないか、などといった説が存在するようだ。

和訳「集合体恐怖症」

日本語では「集合体恐怖」「集合体恐怖症」と訳されることもある。ギリシア語「trypophobia」をそのまま訳した「恐怖症」では「たくさん集まった」というニュアンスが伝わりにくいため、むしろ「たくさん集まった」という部分を強調した「集合体恐怖」という訳語が用いられるのだろう。

ただ、そのために「」という意味合いが薄れてしまい、「小さなものが大量に集まっている」ものであれば、「」や「にも見える斑点やツブツブ」の集まりに限定せずに使われている節もある。この場合、元の「trypophobia」とは少し意味がズレていることになる。

言葉としての起源

おそらく2005年に発明された言葉であるとされる。

The website for all of us weirdoes who have an irrational fear of HOLES」(論理的でない恐怖を抱く変人たちのためのサイト)という方針の個人サイト運営していた人物が、

への恐怖症を「trypaphobia」と呼ぼうと考えて「the Oxford Word and Language Service」に手紙を出したところ、返事をもらいました。「trypa」の「-a」はギリシア語女性名詞の語尾だけれど、他の語と組み合わせるときにはふつう「-o-」に置き換えられるってことを教わった。私ギリシア語苦手だから訂正してもらってよかった! というわけで、私が考えていた「trypaphobia」じゃなくて「trypophobia」と呼ぶことにしますね」

という内容の記述を同サイト内に残しており、その記述の末尾に「Louise 23 May 2005 Ireland」(ルイーズ 2005年5月23日 アイルランド)と署名しているためだ。[1]

関連動画

サムネだけでも精神的苦痛を与えかねないので自己責任検索を。

関連項目

脚注

  1. *A Phobia of Holesexit」。元ページ消失済みのためインターネットアーカイブへのリンク
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