ユキウサギとは (ユキウサギとは) [単語記事]

ユキウサギとは、ウサギ目ウサギ科ノウサギ属に属するウサギの仲間である。他の雪うさぎについては「雪うさぎ」の記事を参照のこと。

概要

北極圏や山岳地帯に適応したノウサギの仲間で、ユーラシア大陸付近の北部に生息している。日本においても、北海道に亜種のエゾユキウサギが生息している。
体長は45~65cm、体重は1.6~3.95kgにもなり、メスの方がオスよりも少し重い。

夏と冬で毛の色が違い、年に2度換毛する。夏は茶褐色になり、濃淡は個体ごとに違う。冬は白色になり、雪に溶け込む色となる。しかし、アイルランドに生息する個体群は一年を通して茶褐色の体毛である。

生息地域により、エサとするものは違いがある。主に草や樹皮、木の枝を食べるのだが、雪が少ないところでは草中心、雪が多いところでは木を中心として食べている。
一部の地域ではヤブノウサギと競合しており、身体の小さいユキウサギはヤブノウサギに追い払われることが多い。しかし、ヤブノウサギは雪原に適応していないので、降雪地帯ではユキウサギの方が繁栄している。
ノウサギはオス同士が争うことは稀であり、メスとオスが争うということが多い。蹴りだけでなくパンチで相手をする。