ヨゼフ・スークとは、
である。
南ボヘミアのクシェチョヴィツェのカントル(村の学校の先生兼教会の音楽家)の家に生まれる。プラハ音楽院でヴァイオリンをベンネウィツ、室内楽をウィハン、作曲をドヴォルザークに学び、ドヴォルザークの娘・オティリエと結ばれる。最初はスーク弦楽四重奏団、次いでボヘミア(チェコ)弦楽四重奏団を組織して40年間にわたって第2ヴァイオリンを務めていた。1922年から母校の作曲家教授となって後進育成に励み、晩年には音楽院長も務めた。
作品はあらゆる分野に及び、ヴィーチェスラフ・ノヴァークとともにドヴォルザーク楽派の代表的な人物だった。とりわけもともと速筆だったスークがじっくり精魂かけて取り組んだ、交響曲第2番『アスラエル』、交響詩『夏のおとぎ話』、交響詩『人生の実り』、独唱、合唱と管弦楽のための交響的作品『エピローグ』の標題的交響楽四部作が知られている。この動機には養父ドヴォルザーク、愛妻オティリエの死がによって自分の総決算を行おうとしたもののようだ。
また、ヴァイオリニストであっただけではなくピアノの名手であり、器楽曲をいくつか残している。
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最終更新:2024/04/19(金) 09:00
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