京急終了のお知らせ

KQクオリティの消失、の始まりなのかもしれない。

概要

京急終了のお知らせとは、C-ATSの全線導入に伴って入換時の速度が落ちてしまったり、併合時に2回停止するようになったり、前列車がホームから抜けきらないと動けなくなったり……といった、京急らしさがなくなって残念な状態を嘆くタグである。

……安全第一とはいえ、もうすこし何とかならなかったんだろうか...

まあ考えられる理由としては、C-ATSの照査条件が割とシビアであることがひとつに挙げられる。
例えばカーブによる速度照査の場合、パターン速度超過を起こすと即非常ブレーキで強制停車させられてしまう（さらにブレーキ解除には専用のスイッチを操作）のに対し、同じパターン式速度照査であるJRのATS-Pは基本的には常用最大ブレーキにとどめ、パターン速度を下回ればブレーキは自動で緩解する設計である。

また、一気に全線導入させてしまったのも要因だろう。
通常、保安装置の切り替えは装置の存在が重要であるため範囲を区切って段階的に行うのが一般的である（JRのATS-P導入とか）。段階的に行った方が、理論上では分からなかったor目立たなかった問題が浮上→修正できるチャンスが増える→照査条件を多少緩められる→最適な状態で完全導入 となるのだが、（平成20年度内の導入に間に合わせるために先走ったのか、詳細はよく分からないが）一気に全線導入に走った。結果、お家芸で魅せる場面で色々と問題が発生してしまった。

設計する側が現場をちゃんと見ずにシビアな設定にしてしまったため、こんな扱いになってしまったのだろう...

もう京急終わったと考えるか、安全第一だからそんなの当たり前だと考えるかは、貴方次第。

関連動画

C-ATS導入前

C-ATS導入後

関連コミュニティ

関連項目

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