体腔を調べる検査、すなわち口、鼻、耳、肛門および直腸、尿道、膣が検査項目となる。
行われる目的としてはⅠ.かなり厳密な健康診断の身体測定、Ⅱ.採用試験の身体検査項目、そしてⅢ.刑事捜査や刑務所などでの検身がある。
日本ではⅢの場合が最も多いものの、過去に行われていた話であり、現在では全く行われていない。フィクション作品などではたびたび登場するワンシーンではあるが、完全に過去の話となりつつある[1]。一方で、海外の刑務所では現在でも行われているようであり[2]、日本でも被疑者が故意に隠匿物を隠し持っている場合、正当な理由があるとみなされて行われる[3]。
Ⅱの採用試験の身体検査項目は学校や警察および軍隊・自衛隊の例が知られている。ただしこちらも現代日本では行われておらず、戦後に自衛隊採用試験で廃止され、大学の採用試験で行われていたものも不要であるとして廃止された。戦前には日本軍や帝国大学で行われていたもので、「陸軍身体検査規則」に規定され、帝国大学や民間で行われるものもそれに準じ、これは「M検」と呼ばれていた。
日本ではすでに廃止されたものの世界では現在でも残っている地域がある。たとえばトルコでは看護学校の採用試験項目であり、高校の採用試験でも行われていた。インドネシアでは警察と軍隊の採用試験で実施されている。ただし、インドネシアのものは手法に医学的根拠がないとして廃止論もある[4]。
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最終更新:2024/04/25(木) 23:00
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