六十年目の東方裁判とは (ロクジュウネンメノトウホウサイバンとは) [単語記事]

六十年目の東方裁判　～ Fate of Sixty Yearsとは、東方Projectの楽曲のひとつ。

概要

「東方花映塚」最終ステージボス及び自機、四季映姫・ヤマザナドゥのテーマ曲。
「東方紫香花」付属CD及び「伊弉諾物質」に、ZUN本人によるリアレンジ版が収録されている。

四季映姫・ヤマザナドゥのテーマです。
明らかにラストっぽい曲です。ラストはメロディアスな曲が多いのが東方の特徴。
今回はさらに日本＋再生＋桜の国、というイメージを盛り込みました。
力強さと儚さが同居するこの曲は、いまだ見られない最も美しい桜の国の為の曲です。
全体的にお馬鹿なこのゲームも、この曲だけは強い思いで。

神主コメントより

ゲーム中での映姫様の驚異的なしぶとさに対応するかのごとく、1ループで4分以上もある曲。
なお、ループ曲（ゲーム内で使用された楽曲）としてはWindows版の曲の中では、ピュアヒューリーズに次いで2番目に長い。

「六十年目」というのはゲーム本編で発生していた、六十年周期の博麗大結界の緩みと対応している。外の世界で幽霊が増える周期と対応しているらしい。ちなみに花映塚の頒布は2005年 8月、その60年前は1945年 8月。広島・長崎に原子爆弾が落とされ、第二次世界大戦が終結したまさにそのときである。

映姫の語るところによると日、月、星の「三精」、春夏秋冬の「四季」、木、水、火、金、土の「五行」、つまり3×4×5＝60となり自然の全てを表す数字であるという。

また、東京裁判（1946年 1月19日～1948年 12月23日）のもじりという説もある。この裁判は六十年目の異変の原因に直接関わった第二次世界大戦（特に太平洋戦争）の戦争犯罪者を裁く裁判であり、終戦の年（１９４５年）を中心と考えると「六十年目の東京裁判」と言い換えることも出来る。