千歳川とは (チトセガワとは) [単語記事]

千歳川とは、

である。ここでは2について記載する。

概要

支笏湖を水源として石狩低地帯を流れる石狩川水系石狩川支流の一級河川。

北海道中央部を流れる108kmの清流で野生動物の宝庫。

森の真っ只中を縫うように流れるため流木や倒木が多く、変化に富む。

マイナス二十度を下回ることもあるが流れが速いため凍り付かず、冬の間にも川の魚を狙った鳥が飛来し辺りを行き交う。

周囲には遺跡など、古の人々の生活の後が残されている。

豊富な水量をいかした水力発電所を始め飲料水や工業用水に用いられるなど、人と密接に関わりながらも美しい自然が維持されている。

川にはヤマメを始めとした50種類ほどの魚が生息している。

オオタカやヤマセミなど100種類ほどの鳥が辺りの森で初夏を凄し、子を育てる。特にカワセミやヤマセミの数が多い。かつてはアカショウビンも見られた。

支笏湖からの澄んだ水に加え湧水がいたるところで湧くため夏でも水は冷たいまま。

秋は森が赤と黄色に染まる。また、産卵のため海から帰ってきた鮭たちの姿が多くみられる。