夏と冬の奏鳴曲

 

•  夏と冬の奏鳴曲とは、新本格作家の一人、麻耶雄嵩の二冊目の推理小説。

一作目のデビュー作『翼ある闇』にして争論を巻き起こした麻耶氏だが、本作はさらにそれを上回る意欲作である。本格小説の体裁を取りながら読者への完全な解決を拒むことからアンチミステリにも属している。

概要

真宮和音という一人の女優に取り付かれた者たちが集う『和音島』。編集者の烏有（烏ぞ有らんや＝何もない）とアシスタント役の桐璃は、取材へ向かった先で殺人事件に遭遇する。真夏でありながら『雪の降る庭』という開かれた密室での首なし死体。映画『春と秋の奏鳴曲』とキュビズムの果てに待ち受ける真相とは。

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関連項目

• 麻耶雄嵩
• 小説作品一覧
• ミステリー
• 新本格
• 長門有希の100冊