『夢みる乙女の迷推理』は、アニメ『名探偵コナン』のアニメオリジナルストーリー。
第797話。平成27年(2015年)10月24日放送。脚本は宮下隼一。
『米花ポン 出血大サービス』の頃から続々登場していたカオス回の一つ。というか基本的にOPが『謎(カバー版)』の時のアニメオリジナルストーリーはカオスである。まあこの回が本放送された週のサンデーに載っていた原作漫画もあのけいおん!パロで有名な回だが。
小五郎は女子大生の中居芙奈子から消えたフリーターの彦根一真を捜して欲しいと依頼される。彦根は犯罪計画書というノートを残していた。だが、芙奈子は彦根と知り合いではなく、見かけただけの関係。芙奈子は有名乙女ゲームの攻略キャラに似た彦根の後をつけて隠し撮りしたという。小五郎はストーカーの手伝いはできないと芙奈子の依頼を断る。コナンは警察に捜査してもらう事を勧める。だが、警察に行く時間はないらしく、芙奈子は探偵フナチとして自分が彦根を見つける事を誓う。
中居芙奈子(なかい ふなこ)
自称のあだ名はフナチ。予告の時点でアニメ放送開始当時3歳のY.AOIヴォイスで既にネタキャラ感がにじみ出ていたほどの犯人でもないのにコナン史上でも有数の強烈さを誇るゲストキャラクター。江戸川コナンに対する呼称は"江戸川様"。
コナンに対し乙女ゲームについて熱く語り「話ついてけねー……」と引かれる、漫画風の画面を交えた一人芝居を始める、作品ジャンル的に禁句ともいえる"死亡フラグ"という言葉が飛び出す、などと奇行の限りを尽くす。
なんだかんだで最終的には事件を解決に導き、コナンからは「よもやの、乙女ゲーム探偵誕生だっつーの」とのお墨付きをもらう。
失踪した人。知り合いというわけではなくフナチが一方的に知っているだけ。乙女ゲームのキャラ似ているとのことだが、実際は……
この次の週の放送は、同じく宮下隼一が19年前に脚本を担当した『デパートジャック事件』の再放送。新旧のカオスぶりをよく比較することができた。
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最終更新:2025/12/18(木) 07:00
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