大須賀ヴィクトリア

大須賀ヴィクトリアとは、ゲーム、およびアニメ『ひみつのアイプリ』の登場キャラクターである。
CV：石上静香

概要

『ひみつのアイプリ』1年目開始と同時にパラダイス学園に転任してきた学園長。ヴィクトリアという名前と見た目に恥じない、ヴィクトリア感半端ない優雅な所作の持ち主。だが、アイプリに何か含むところがあり、生徒たちのアイプリ活動を若干苦々しく思っていた。

この理由としては、かつてヴィクトリア自身が「バイカラ・ローズ」というデュオを組んでいたのだが、相方がのどを痛めて活動休止になったことで、彼女無しではトップに立てないと思い詰めたヴィクトリアが一方的に解散させた過去があった。このため、アイプリ活動を諦め、アイプリ自体を嫌悪するようになったのである。

しかし、その相方・野乃瀬パトリシアは実は学園内に寮母としており、ひまりの深夜アイプリをきっかけに学園内のアイプリを禁止した際、彼女と再会。説得を受ける。結果として、ひまり・みつきのライブにも感銘を受け、それまでと反転しアイプリを好きな気持ちを思い出す。こうしてひまりのファン1号を名乗り、以後アイプリたちを応援するようになった。

なお、年齢は不明なものの、メイクの濃さやオーラに反して、野乃瀬パトリシアと同程度と考えるとそこまで年長ではないと思われる。

どう見てもな元ネタ

という経緯を見ただけで気づく人は気づくが、ほぼ間違いなく『プリパラ』の大神田グロリアのセルフオマージュキャラである（公式から明言はない）。しかし、グロリアのような一方的に友情の裏切りという思い込みを抱えていたわけでもなく、一人で抱え込んで未来を断念したという理由が理由だったのか、あそこまで狂気を帯びた排斥に出ていたわけでもない。

実際、劇中でもたびたび指摘されているが、彼女が踏み切ったアイプリ全面禁止は深夜に部屋を抜け出してアイプリバースに入ったひまり側にも落ち度がありはした。

というわけで、グロリアが2クール目終盤まで引きずったのに対し、彼女とは7話であっけなく和解した。

作中世界の大人としてのヴィクトリア

なお、グロリアほど、中の人の怪演もあって目立っていた奇行に出るような人物ではない。ない……のだが、猫を見つけたときは好きなあまり我を失って暴走したり、唐突に二階堂タマキと奇祭を始めたりと、彼女も十分変な人である。実際、アイプリ部ができた経緯も彼女の唐突な思い付きである。

とはいえ、アイプリを愛するようになってからは、いわゆるひまりTO（単推し）ではなく、誰でも応援するタイプの箱推しであり、きっちり応援うちわも作るようなマメな人物。1年目終盤にはこうした要因でアイプリバース内の異変にいち早く気づきバース開発者たちを集める大人としての役割も担った。

関連動画

関連項目

• ひみつのアイプリ
• 大神田グロリア