定額小為替とは、郵政省が管轄する郵便局(現ゆうちょ銀行)で発行できる証書の一つである。
2021年ではATMを初め、モバイルキャリアなどの海外現金送付サービスなどがあるが、こちらは、口座を持たない、または現金が遠距離により渡すことが出来ないという物を、末端市町村までカバーしている郵便局を使ってやりとりするための証書である。
郵政省が管轄する郵便局(現ゆうちょ銀行)において、現金を「定額小為替証書」に記し、郵便がその現金を現金を預かり、後、郵送などの方法で金額の記された『定額小為替証書』を現金を受け取りたい人に送付。後、この現金を受け取る人が別の郵便局で『定額小為替証書』を渡すことで、現金を受け取れるという仕組み。
金額はある程度決められており、50円、100円…1000円と全12種類で少額になっており、1万円送る場合は1000円の物が10枚必要。なお発行時には手数料が必要、同時に受領証書も同時に発行すると、郵便事故などで行方不明になった場合でも返金される場合がある。
最長で6ヶ月の保持が可能で、相手方が受け取れず同じ内容で再発行する場合は最長で5年の期限がついている。
冒頭の通り2021年現在では電子送金やクレジットなど多様な支払いが可能となったので利用される頻度は格段に減ったが、昭和の時代では仕送り他、詐欺の一部に使われたほか、昭和後期や平成初期においては個人の同人誌(二次創作)のやりとりに利用され、同人誌(同人グッズ)の取り扱い(頒布)をするための現金のやりとりに用いられていた。
この場合、本来は定額小為替証書の受取人の部分に受け取る相手の名前を記入するのだが、同人誌の場合は無記名として作家へ郵送し、後に作家本人が記入した後、郵便局に出向き現金を受け取って本やグッズを送り返すという方法だった。
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最終更新:2024/05/11(土) 17:00
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