富岳(スーパーコンピュータ)

富岳(スーパーコンピュータ)とは、日本のスーパーコンピューターである。

概要

国立研究開発法人理化学研究所のスーパーコンピューター。

前世代の「京」に代わる存在として、2014年に開発が開始された。2021年に運用を開始する予定であるが、新型コロナウィルス関連のシミュレーションの必要が生じたため、前倒しで2020年に一部の機能を試行的に運用開始した。

「富岳」の名称は、2019年に2月4月まで公募を行い、理化学研究所によって決定された。決定の理由としては、「富岳」は富士山の別称であり、その富士山の高さが「京」を超えることを意味し、富士山の裾野の広がりが「京」を受け継ぐものとしてのユーザーの広がりを意味するためとのこと。また、富士山そのものが世界的にも知名度が高く、名称としてふさわしいことや、スパコンの名称においては「山」の名をつける流れがあること、世界の人々にも「富岳」の名は発音しやすいことも理由に上げられている。

2020年6月に4部門にわたるスーパーコンピューターの世界ランキングにおいて、いずれも2位に大差をつけての1位を獲得した。

関連項目

• 京（スーパーコンピュータ）