寺内貫太郎一家とは、作曲家・小林亜星が主演を務めたTBS製作のテレビドラマである。
東京・谷中の老舗石材店を舞台に、カミナリ親父の寺内貫太郎を中心とする家族とその隣人たちを描いたホームコメディー。
脚本は直木賞も受賞した名脚本家・向田邦子(むこうだくにこ)、プロデュースはドラマ「時間ですよ」をヒットさせた久世光彦(くぜてるひこ)。
「時間ですよ」「ムー」「ムー一族」と並ぶ久世光彦の代表作の一つとしても知られている。[1]
主演の小林亜星はレナウンのCMソング「ワンサカ娘」や「イエイエ」で知られる作曲家だったが、でっぷり太った頑固で短気な親父を熱演した。
企画当初はフランキー堺や高木ブーに寺内貫太郎役をオファーしたものスケジュール多忙で断られ、当時俳優経験のなかった小林亜星が起用された。このドラマのヒットを機にテレビタレントとしてもブレイクし、多くのテレビドラマやバラエティー番組に顔出しで出演するようになる。
共演はおばあちゃんに個性派の悠木千帆(現:樹木希林)、長女にクールな美貌で映画「女囚さそり」シリーズなどに出演した梶芽衣子、長男に大人気アイドルで新御三家のひとりだった西城秀樹、お手伝いさんにこれも人気アイドルだった浅田美代子など。
他にも人気俳優が多数出演し、元スパイダースの堺正章や元タイガーズの沢田研二など多彩なゲストも毎回話題を呼んだ。
浅田美代子の歌う挿入歌「しあわせの一番星」は作詞:安井かずみ、作曲:筒美京平の作品で、ドラマのエンディングで西城秀樹とデュエットしてヒットした。
いわば当時のオールスターチームが寄ってたかって作った作品が寺内貫太郎一家で、後にシリーズ化される人気ドラマとなったのである。
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最終更新:2025/12/16(火) 12:00
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