尾張特別

尾張特別(おわりとくべつ)とは、JRA(日本中央競馬会)が中京競馬場で開催し、12月に行われる2勝クラスの条件特別競走である。

概要

尾張特別は2勝クラス(旧・1000万下)の特別レースで、記録として確認できる最初のレースは1964年に8月に尾張ステークスとして行われている。その後3月、2月に行われたあと、1983年から12月に行われるように時期が変更となり尾張特別となった。2001年までは普通の地名が付いた特別競走の１つで9Rや10R11Rなどのレースであったが、2002年に中央競馬の開催最終日の最終競走として中山競馬場の10Rハッピーエンドカップ(中山競馬場のメインの有馬記念は9R)、阪神競馬場の12Rのファイナルステークス、中京競馬場の12Rの尾張特別が行われるようになった。

これがきっかけとなりこのレースは中京競馬場の1年の最後の競走で尾張と、終わりをかけている競走名となり通常は2勝クラスは注目されることはなかなかないのだが、中京競馬場の最後の競走として一定の認知をされるようになっている。

レースのクラスは500万下(現・1勝クラス)、1000万下(現・2勝クラス)、1600万下(３勝クラス)オープンと度々変更になっているが、前出のとおり、2023年時点では2勝クラスの条件特別となっている。

距離も変更が多く、芝1700mのあと一時期芝2400mにまで伸びたりダートで行われたり、2006年から芝1200mのオープンで行われた後、2016年からは2勝クラス(1000万下)の芝2200mで行われている。

ちなみにこのレースの勝ち馬から条件特別時代にはハクリョウベルが後にはのちに中日新聞杯を、ユウセイトップランがアルゼンチン共和国杯を、オープン特別時代ではストレイトガールがのちにヴィクトリアマイル2勝とスプリンターズステークスを制すなどの馬がいたりする。

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関連項目

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