神社の例大祭や祝い事の席などで舞われることが多い。巫女舞の原型は天の岩戸の前で天鈿女命(あめのうずめのみこと)が舞ったものとされるが、現在舞われている巫女舞は近代になって作られた物が多く、江戸以前の古い巫女舞が残っているところは少ない。また、関東よりも関西の方が巫女舞が盛んであるようである。
よく行われる舞として、浦安の舞・豊栄の舞・悠久の舞などがある。またそのほかにも、神社により独自の巫女舞があるところもある。
昭和15年に、皇紀2600年を記念して作られた神楽舞で、おそらく、現在最も多く舞われている巫女舞である。前半の扇舞と後半の鈴舞からなるが、片方が省略される場合や、扇舞と鈴舞を同時に行う例もある。
装束は、「あこめ」と呼ばれる本装束があるが、緋袴・千早の略装で舞われることが多い。特に子供による舞の場合は通常略装である。希に千早も用いないこともある。鈴は鉾鈴(剣のようなもの)が正式とされるが、神楽鈴が代用されることも多い。
乙女の舞とも呼ばれる。採物(とりもの:舞の時に手に持っている物)は榊を用いるのが通常だが、その時々の花などを使う場合もある。たとえば笠間稲荷の舞楽祭では、菊祭り開催中であるため菊を使用している。装束は、通常の巫女装束+千早である場合が多い。
こちらはあまり舞われる例は多くない(栃木県内の例では2カ所のみ)。衣装はやはり巫女装束+千早。採物は菊花が用いられる。
古い巫女舞はあまり残っていないようである。
武蔵国鷲宮神社(埼玉県鷲宮町)の催馬楽神楽(さいばらかぐら)の中に巫女舞が見られる。これは江戸時代に再編されたものである。
仮想世界においても、巫女舞は行われる。近代以前の巫女舞の場合がほとんどである、気がする…
アニメで巫女舞を見ることはほとんどない…気がする。どこかで見た気がするのですが。
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最終更新:2024/12/22(日) 14:00
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